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得する宅配便アプリ 「ゆうパックスマホ割」は必携

日経トレンディ

2018/11/23

写真はイメージ=PIXTA
日経トレンディ

値上げ続きの宅配便に“救世主”が現れた。2018年9月にスタートした日本郵便の「ゆうパックスマホ割」だ。これを使えば、サイズにかかわらず、荷物1個につき基本運賃から180円引き(税込み。以下同)。以前からある「持込割引」(同120円引き)を上回る大幅な値引きを受けられる。ゆうパックの最低料金は800円(荷物の3辺合計が60cm以内・同一都道府県内の場合)だが、これが620円になる。

ライバルの「宅急便」(ヤマト運輸)は同条件で907円。営業所への持込割(クロネコメンバーズの場合、同150円)と、営業所の端末で送り状を作成するデジタル割(同50円)を駆使しても、707円。これらに加えて、独自電子マネーで支払うクロネコメンバーズ割を使えばようやく616円となる。ゆうパックを若干下回る料金にはなるものの、ヘビーユーザーでなければ使いにくいだろう。

配送料を最安にできるこのスマホ割の利用条件は、ゆうパックのスマホアプリを使うこと。アプリに宛先を入力し、VisaかMastercardのクレジットカードで配送料を先に支払う。あとは郵便局に持ち込み、「ゆうプリタッチ」という端末で伝票を印刷して発送すればいい。

集荷の手間や郵便窓口での受け付け作業を省く対価として値引きが受けられる形だが、ユーザーにとってもメリットは大きい。まず、郵便局では現金払いのみだが、アプリならカード決済なので、カードのポイントをためることができる。

また、送った先の相手が郵便局まで受け取りに来てくれるなら、さらに100円引きに。この郵便局受け取りならば、相手の住所を知らなくても発送が可能だ。

■割引クーポンの配信も

このようなスマホアプリ限定で得できるサービスは、最近どんどん増えている。例えば、共通ポイントサービス。Tポイントのアプリには「Tカードクーポン」という機能がある。事前にクーポンを選択し、セットしておけば、連係するポイントカードを対象店舗で利用した際、ボーナスポイントが付与される。

注:台湾でのPontaサービス終了に伴い、台湾でのポイント付与は11月末までとなる

ポイントカード制度がなかったセブン-イレブンとイトーヨーカドーでは、6月からアプリ限定で「セブンマイルプログラム」がスタートした。買い物の際にアプリに表示されるバーコードを提示すると、利用額に応じて「マイル」が獲得でき、一定期間内にたまったマイル数に応じてランク付けされる。ランクアップ時に30~300ポイントのnanacoポイントが得られる他、イベントへの応募などの特典がある。

加えて割引クーポンも配信され、お得に買い物ができる。また、イトーヨーカドーでは毎月8、18、28日の「ハッピーデー」で5%引きになる。これまでのハッピーデーではnanacoかセブンカード、クラブ・オン/ミレニアムカード セゾンで支払った場合のみが割引対象だったが、アプリ会員なら提示だけ。支払い方によらず割引が受けられるので今までよりも格段に使いやすくなった。

(日経トレンディ 佐藤嘉彦)

[日経トレンディ2018年12月号の記事を再構成]

日経トレンディ 2018年 12 月号

著者 : 日経トレンディ編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 690円 (税込み)


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