マネーコラム

タスヴェリ

ITvs.職人技 どこでもオーダースーツ ZOZOとオンワード 採寸プロセス比べてみた

2018/11/16

自分のサイズに合わせたオーダーメードのスーツを巡る競争が激しくなっている

「団塊の世代」の退職やビジネスウエアのカジュアル化を背景に縮小が続く紳士服市場で、オーダーメードのスーツを巡る競争が激しくなっている。ZOZOが「ゾゾスーツ」で参入したのがきっかけだ。特徴はIT(情報技術)を駆使した自動採寸。どこまで使いやすい仕組みになっているのか。ネットで服を買うことにも、スーツのオーダーにも縁遠い日経ヴェリタスの中年デスク(48)が“出張採寸”を売りにしたオンワードホールディングス(HD)のサービスと比べてみた。

■スマホ使って自動採寸

まず試したのは「ゾゾスーツ」。スマートフォン(スマホ)と、センサーを取り付けた専用の採寸スーツで、体を自動採寸する仕組みだ。黒地に水玉模様のぴったりしたデザイン。着た姿を鏡に映すとやはり異様だ。

テーブルの上に置いた専用の紙製スタンドにスマホを立てかけ、女性の音声によるアプリの指示に従い、時計回りで「1時の方向」「2時の方向」と体の向きを変え、12枚撮影する。テーブルの高さは70センチメートル程度、スマホからの距離は2メートルほど、腕は軽く広げて、足は肩幅まで開いてと指示は細かい。なかなか位置が決まらず、アプリに何度もダメ出しされたのにはちょっとへこんだ。

撮影が終わるとすぐ計測結果が出た。全身の輪郭がCG(コンピューターグラフィックス)画像で映し出された。首回りから太もも、足首に至るまで0.1センチメートル単位で表示される。腕と股下の長さが左右でともに1センチメートル以上差があったのはちょっとした発見だった。

ゾゾスーツでは、スマホとセンサーを取り付けた専用の採寸スーツで、体を自動採寸する
計測結果は首回りから太もも、足首に至るまで0.1センチメートル単位で表示される

初回限定だが価格はシャツとのセットで2万5000円。お得感はある。ただ、いつまでたっても商品が届かない。10月はじめに発注したときには、アプリに発送予定日は「10月上旬以降調整中」と表示されていたのが、10月末には「12月上旬以降」へと変わった。ZOZOは当初、2週間程度で発送としていたが、今は最大3カ月程度遅れているという。

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