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バイオリニスト竹澤恭子 デビュー30年のバルトーク

2018/11/17

世界で活躍するバイオリニストの竹澤恭子氏がデビュー30周年を迎え、11月8日に東京で記念公演を開いた。1988年に米ニューヨークのカーネギーホールで国際デビューした際にも弾いたベーラ・バルトーク(1881~1945年)の「無伴奏バイオリンソナタ」を中心に、リハーサルの合間にこれまでの歩みと抱負を聞いた。

現在パリを拠点に活動している竹澤氏は、まず米国から世界へと羽ばたいた。86年の第2回インディアナポリス国際バイオリンコンクールで優勝した。この年には旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起きたため、当初目指したモスクワでの第8回チャイコフスキー国際コンクールへの出場を断念し、代わりに米中西部インディアナポリスで4年ごとに開かれるまだ新しい国際コンクールに出場したのだった。

カーネギーホールで弾いたバルトークの作品

桐朋女子高校音楽科に在学中の82年、第51回日本音楽コンクールで第1位となった。85年にニューヨークのジュリアード音楽院に入学し、国際コンクールを目指した。「もっと勉強をしたいと思っていた」が、インディアナポリスでの優勝を境に「自分の生活がガラッと変わってしまい、すぐに演奏活動へと向かっていかなければならなくなった」と振り返る。世界的に注目される中で88年、カーネギーホールとサントリーホール(東京・港)という日米を代表する大ホールで「名演」と語り継がれるデビューコンサートを開いた。

――バルトークの「無伴奏バイオリンソナタ」はあなたにとってどんな作品か。

「(ハンガリー出身で米国で没した)バルトークは、私の音楽人生の中でたくさんのチャンスを与えてくれた作曲家といえる。30年前にデビューコンサートをカーネギーホールとサントリーホールで開いたときもこの曲をプログラムに入れた。そして今回、デビュー30周年記念コンサート(新日鉄住金文化財団主催の紀尾井ホールでの11月8日『竹澤恭子ヴァイオリン・リサイタル』)でもこの曲をプログラムに入れた」

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