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緩和縮小で分かる投資価値 誰が裸なのか(平山賢一) 東京海上アセットマネジメント執行役員運用本部長

2018/11/20

今後の投資環境について考えてみるなら、多くの水(資金)が投入されていっぱいになっていたプールで、どんな人でも軽快に気持ちよく泳ぐことができていたものの、この水が抜け始めることで、それぞれの姿があらわになると例えるとわかりやすいでしょう。

■真に価値が高い投資対象なのか問われる

これは、かっこいい水着をつけていたのか、それとも裸で泳いでいたのかが判明するということです。本当に魅力的な投資対象なのか、それとも見掛け倒しなのかは、主要中銀によるサポートが消失したときに、衆目にさらされるわけです。

つまり、18年2月以降、金融市場で発生していることは真に価値の高い投資対象なのか、そうでないのかに選別されることにほかなりません。この流れは今後も続くことから、19年は株式市場でもしっかりと付加価値を創出できる企業とそうではない企業の選別が一層強まることになりそうです。このように考えると、企業を選別投資するアクティブ運用にとって、面白い時代が到来したといえます。

プロのポートフォリオは運用に精通したプロが独自の視点で個人投資家に語りかけるコラムで、原則火曜日掲載です。
平山賢一
東京海上アセットマネジメント執行役員運用本部長。1966年生まれ。横浜市立大学商学部卒業、埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。89年大和証券投資信託委託入社、97年東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)入社、2001年に東京海上アセットマネジメント投信(現在の会社)に転籍。29年にわたり内外株式や債券を運用する。

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