「現在は第3次AIブームと呼ばれ、2012年ごろから、すごく盛り上がってきましたが、『まあ、それはそうだよね』という感覚なんです。あまり変なことをしているつもりはなくて、よく考えて、自分が面白い、正しいと思うことをやっているだけなんです。先ほどお話しした、産学連携の仕組みづくりも、05年から07年までスタンフォード大にいたときに考えていたことを10年かけてずっとやっているわけです。ようやく、ベンチャーがどんどん出てきて、少しずつうまくいき始めてきたという感じなんですね」

――これから挑戦したいことは何かありますか。

「ディープラーニング(深層学習)が非常に重要なAIの基盤技術であることは間違いありません。それによって画像認識ができたり、ロボットを動かしたり、学習させたりできるようになってきました。次の段階は言語と意識です。人間だけがなぜ言語を使えるのか。その仕組みが近い将来、わかるのではないかと思っています。学術的、知的な興味からしてすごくエキサイティングだと思います」

「さらに産業面でいうと、ディープラーニングは日本の製造業が強みとしているところと非常に相性がいいはずなんです。インターネットでは負けてしまいましたが、このディープラーニングのイノベーション(技術革新)を日本企業がうまく活用して、グーグルやフェイスブック、アマゾンのような企業が日本から出てきてくれるといいなと思っています。私たちの研究室がその成長の手助けを少しでもできればいいなと思っています」

――日本を再生するということですか。

「そうですね。日本にもいいところはたくさんあるのですが、現状認識がなっていません。特にIT、AIの分野では完全に世界に負けているのですが、こうした現状を認識できていません。国も大企業も、個人もそうですが、そこをちゃんと認識すべきです」

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