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ビジネス英語・今日の一場面

意外に言えない「結構です」 直訳調は相手を怒らせる デイビッド・セイン「間違えやすい英語」(44)help

2018/11/15

言葉の使い方を間違えて相手に誤解されてしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんが、日本人が間違えやすい英語の使い方を解説します。今回は、相手からの申し出を断る時に気をつけたい表現などについてお話ししていきます。合わせてhelpの使い方を見ていきましょう。

◇  ◇  ◇

勉強するときはいつも完全を目指す。しかし会話をするときは通じることを目指す。これが英会話には必要なポイントです。相手を前にして英語を話すときは、完璧な英語でなくても構いません。間違いがあってもいいのです。フレンドリーに笑顔で話せば、不完全さは補われます。間違いを恐れず英語を話しましょう。そして勉強するときは完全を目指しましょう。

忙しそうに見えたヒロシを気遣って、仕事の手伝いを申し出たナンシー。仕事はそこまで大変でもなく、期日にも余裕があったので、手伝ってもらうのも申し訳ないという気持ちで、「大丈夫だよ」とヒロシは断ったのですが……。ナンシーは真っ赤な顔をして「二度と手伝わない!」とかなりご立腹のご様子。一体なぜここまで怒らせてしまったのでしょうか? 誤解の原因を見ていきましょう。

それはこんな会話でした。

Nancy: Is there anything I can do?
Hiroshi: No, I don't need your help.
Nancy: Oh? Really? Well, don't ever ask me for help again!
Hiroshi: What?

このやりとり、日本語にするとこうなります。

ナンシー:何か手伝うことある?
ヒロシ:いや、君の助けなんかいらないよ。
ナンシー:あら、そうなの? 二度と手伝いを頼まないでよね!
ヒロシ::なんだって?

遠慮したつもりで、「君の手伝いは必要ないです」と伝えたつもりだったヒロシですが、この言い方では、「あなたの助けなんていらない」とかなりきっぱりと拒否する言い方になります。場合によっては「自分でできるから構わないで」と言っているようにも聞こえるので、せっかく手伝いを申し出てくれたナンシーが怒ってしまうのも当然でしょう。

では、どう言えばよかったのでしょうか?

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