MONO TRENDY

小沢コージのちょっといいクルマ

かわいすぎは女性もダメ トコットはユニセックスな軽

2018/11/22

2018年6月25日に発売された「ミラ トコット」(メーカー希望小売価格税込み107万4600~142万5600円)

ホンダN-BOXなど変わらず天井が高い「ハイト系」が人気の軽自動車だが、気になる変わり種がある。ダイハツ「ミラ トコット」だ。2018年6月に発売され、1カ月で受注は9000台、9月末までで1万3312台が売れている。

その開発テーマは今までありそうでなかった等身大の女性らしさ。いわば「かわいすぎない軽」。記事「ミラ トコット かわいすぎない軽は売れるか?」での試乗に続き、開発の狙いと苦労を、ダイハツ商品企画室の西山枝里氏とデザイン部第2デザイン室の平井伸明氏に聞いた。

■乗ってる私もかわいくないといけない?

小沢コージ(以下、小沢) 正直に言いますと、このクルマを見た時に「なんだコレ?」と思ったんです。一体どこを狙っているのかと。ネーミングにしろCMにしろ、間違いなく女性狙いのキュート系ですよね。でも、どこかかわいくない。ライトは丸くないし、バンパーなんかロボットのクチみたいじゃないですか。かわいくなりきってないというか、中途ハンパな感じが。

西山枝里氏(以下、西山) なるほど。その御意見はある意味狙い通りかもしれません(笑)。というのも私自身、今まで軽自動車の開発をしてきて、もうそろそろこういうのもいいのかなと。実際、王道のかわいい系である「ミラ ココア」のお客さまに聞くと「乗ってる私もかわいくないといけない」とか「疲れる」などと結構言われるので。

小沢 それホントですか? 今はそういう時代なんですか?

西山 もちろん今もココアのように、丸目でピンクといった思いっきりど真ん中の商品も売れていますが、そうではない、もっと自分にとってちょうどいい軽があるんじゃないかと。

小沢 それは現代女性は疲れているってことですかね? ネイルにしろメイクにしろ「常にかわいくなければいけない」というプレッシャーであり、みんながみんな石原さとみじゃないんだから……みたいな強迫観念が。

西山 そこはあるかもしれません。今回のテーマは「肩ひじ張らない自分らしさ」「運転しやすさ」「使いやすさ」ですから。

小沢 ちなみに車名のトコットってどういう意味ですか?

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