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EXILE HIRO 音楽と映像、バランス取り世界に発信

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NIKKEI STYLE

EXILEをはじめ、三代目J Soul Brothers、E-girlsなど多くのアーティストが所属する芸能事務所LDHは、俳優業、映像事業への取り組みを強化している。その大きなきっかけとなったのが、『HiGH&LOW』シリーズだ。2015年のドラマを皮切りに、映画、ライブなど多彩な展開を続けている。映像という表現の場を得ることで、所属アーティスト、さらにはLDHはどのような展開が可能になるのかを、LDHグループのトップであるEXILE HIROに聞いた。

「自分が映像作品に携わることになったきっかけは、ミュージックビデオ(MV)へのこだわりから始まっているように思います。音楽エンタテインメントにずっと邁進してきて、そこは妥協なくやってきました。メンバーの俳優業は一応把握していましたが、基本的にお任せしていたんです。ただメンバーの良いところや、LDHの強みがあまり出てなかったり、当初聞いていたのとは話が違うなという作品もあって。だから1回、『僕が関わるとしたらこういう作品がいい』みたいに総合エンタテインメントをLDHとして作れることを証明したかったんですね。それが『HiGH&LOW』です。

EXILE TRIBEのメンバーの身体能力はすごいですし、MVでは様々な表現をしてきました。それをアクションという表現方法でもっと生かせる。あと、やっぱり音楽の使い方。自分も映画は大好きなんですけど、『HiGH&LOW』に関しては、従来の映画の視点じゃなくて、音楽アーティストの僕らの目線でこだわりたかった。音楽の鳴るタイミングとか、何から何まで、それこそライブを作っている感覚ですよね。

ただ、LDHのアーティストを総動員に近い形で稼働させて、と、動き始めてから気付いたんです。「あれ? これ狙い通りにいかないとやばいな」みたいな(笑)。

実際、映画の興行収入はあまり意識していなくて、映画という軸だけでは考えてなかったんですね。実は、『HiGH&LOW』はまずドーム公演をやることが先に決まっていて、ライブと映画を一緒にして、いろいろなエンタテインメントをくっつけてもいいじゃないですかという、自分たちの新たなエンタテインメントとしての提案みたいな思いも込めていたんです。ライブでは100万人ぐらい動員できると考えていたので、リスクは意外と少ないと考えていました。だから、ドラマ第1話ではハーレーを100台集めたり、映像だけで考えると、頭がおかしいと思われるくらいのことをやりたかった。それがテーマでした(笑)」

謙遜するものの、映画はこれまでの4作の累計興収は60億円を突破。また、『HiGH&LOW THE LIVE』は、16年に開催され、累計100万人を動員した。『HiGH&LOW』の成功は、LDHの映像事業への取り組みを加速させることとなる。

大きな意味を持つ配給事業

「『HiGH&LOW』は、9月28日に公開されたスピンオフ映画『DTC ‐湯けむり純情篇‐ from HiGH&LOW』だけでなく、その先もまだ発表してないものを含めて、いろいろなスピンオフなど、豪快な展開をたくさん考えています。遊び心を形にして、表現していくのが『HiGH&LOW』なのかなという感じですね。

『HiGH&LOW』とは真逆の、胸キュンものを僕たちが作ったらどうなんだろうみたいなところから始まったのが10月からスタートしたドラマ『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)です。LDHには、『HiGH&LOW』に出ていない片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)など、王子なメンバーもたくさんいるので(笑)。『HiGH&LOW』はリスクもあったんですけど、すごく勉強になって『プリンスバトルプロジェクト』も生まれた感じです」

さらに踏み込んだ取り組みといえば、配給を行うLDH picturesの立ち上げだ。

「それまでは配給会社の方々と『こういうのを作ろう』みたいな相談をしながらやってきたんですけど、もっとフットワークを軽く、いろいろなアイデアが具現化できるようになったのが、LDH picturesができてからです。LDHでは、2020年ぐらいまでの具体的なスケジュールや、2021年以降の各アーティストのテーマが決まっています。その計画の中で、何をやっていくか、1人ひとりのメンバーをどうやって輝かせていくかと考えていくと、映画出演も僕らの時間軸が重要なんです。

今の子どもたちってあまりテレビを見なくなっているじゃないですか。CDも売れないし。だから、どのマーケットにどういうメディアでどうやって発信していくかというところを総合的に意識していて、映画にはこういうアプローチ、テレビはこれぐらいとか、バランスは一番こだわっています。だから、配給会社ができたことは、すごく大きいことです。映画で大きく勝負するぞという意味ではなく、表現の場を自分たちでバランスを取りながら発信できるので。

GENERATIONSの佐野玲於は、『PRINCE OF LEGEND』で相当笑える役を演じているんですが、自社配給の映画『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)では本格的な演技をしています。玲於の演技は、めっちゃ良かったですね。ガンちゃん(岩田剛典)も、ドラマや恋愛ものがありつつ、河瀬直美監督の『Vision』にも出演。所属するアーティストそれぞれのブランド価値を高めるためにこれは出ておこうとかなど、バランスを見ています。色が固まり過ぎないように。ただ、やはり本人がやりたいか、やりたくないかみたいなところは一番大切にしていますけど」

音楽と映像で世界へ

LDHは、ヨーロッパ、アメリカ、アジアに拠点を設けるなど、社を挙げて世界展開に取り組む。

「事業の規模をやみくもに拡大しているわけではなく、人ありきで進めてきたのですが、気がつくとフィールドが相当広くなっているのかなというのは感じます。例えばLDH EUROPEは世界的に活躍するDJのAfrojackが代表を務めているんですが、彼の夢と共有して物事を進めていくと自然にマーケットがでかくなるじゃないですか。ヨーロッパでは、Afrojackプロデュースのアーティストを育てることと、フェスを作ることに取り組んでいます。ファレル・ウィリアムスとも、フェスを作ろうなどいろいろと話をしています。

音楽はもちろんですけど、映像が加わることでさらに世界に出やすいと考えていますし、GENERATIONSは完全にその状態ですね。昨年、片寄が映画『兄に愛されすぎて困ってます』に出演したんですが、この映画をきっかけに中国で非常に人気を集めていて。GENERATIONSは2回、中国を中心に欧米でもワールドツアーもやってますが、中国では片寄をきっかけにGENERATIONSを知った人に向けて、(白濱)亜嵐などその他のメンバーも中国向けの作品を用意しておくなどいろいろと準備はしています」

最後に、音楽に映像という軸が加わった今、考える課題を聞いた。

「日本では『Jr.EXILE世代』として、GENERATIONSを中心に、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、そしてもう1つ新しいユニットを作ろうとしてます。そこは自分の得意分野なので、ファンの皆さんを裏切りたくない。

EXILEや三代目に続けるように、この世代をさらに盛り上げ、EXILEや三代目との相乗効果でEXILE TRIBEの底上げをしていきたいです。彼らは、先輩たちが作ってきてくれた環境が整っているので、自然にいろいろな場所に出やすいし、スピード感も昔の10倍ぐらい速い。そういう意味では、次はアジアを中心に世界に出ていけるルートを開拓しているところです。いろいろアプローチして様々な可能性に挑戦していきたいなと思っています」

(日経エンタテインメント! 羽田健治)

[日経エンタテインメント! 2018年11月号の記事を再構成]

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