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ポイント賢者への道

「共通ポイント」獲得しやすく 併用対応の店舗増加 ポイント賢者への道(88)

NIKKEIプラス1

2018/11/14

写真はイメージ=PIXTA

全国のさまざまなお店で利用できる「共通ポイントカード」がさらに便利になってきました。運営企業間の競争激化を受けて、利用者がポイントを獲得できる機会が増えています。

共通ポイントといえばこれまでTカード(母体はカルチュア・コンビニエンス・クラブ)、Pontaカード(三菱商事系のロイヤリティマーケティング)、楽天ポイントカード(楽天)、dポイントカード(NTTドコモ)が「4強」でした。例えばTカードには約180社が参加し、店舗間で相互に利用できます。

これらの陣営に加えて最近、自社ポイントを他社と「共通化」する企業が出てきました。イオンはWAON POINTカードをコスモ石油の一部店舗で、また阪急阪神グループはSポイントをセブンイレブンの一部店舗でそれぞれ利用できるようにしました。

参入が増えて共通ポイントの運営各社は激しい競争にさらされています。従来に比べて参加企業・店舗側が柔軟に契約できるようになり結果的に利用者にメリットをもたらしています。

まず、複数の共通ポイントカードに対応する店舗が増えています。マクドナルドはdポイントカードと楽天ポイントカードの両方に対応し、どちらかを持つ利用者ならポイント獲得が可能です。高島屋やライフ、ローソンではdポイントかPontaを選べ、ジョーシンは楽天かdポイントの選択が可能です。コスモ石油は楽天かWAONです。

独自ポイントと共通ポイントを併用できる例も目立ちます。例えば東急ハンズはdポイントカードとの併用が可能です。子供服のファミリアはTポイント、丸善ジュンク堂書店はPontaかdポイント、といった具合です。手持ちのカードを使えるお店、二重でポイントを獲得する機会は今後も増えていくはずです。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年11月10日付]

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