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ミシュランひしめく美食のルクセンブルク 名物肉まん

2018/11/15

グルメ大国ルクセンブルクの名物料理、「パテ・オ・リースリング」 「肉まん」と言われるわけは?

国土面積はたった約2500平方キロメートル。神奈川県ほどの大きさしかない国にミシュラン星つき店が11軒(2018年11月中旬時点)もひしめき、国民1人当たりのミシュランの星の数は世界一。それが、フランス、ドイツ、ベルギーに囲まれ西ヨーロッパのヘソに位置する小国ルクセンブルクだ。

人口の半数近くが外国人で、周辺国だけでなくポルトガルやイタリア系の国民も少なくない。本国以外では数少ない、ミシュラン二つ星以上のイタリア料理店がある国でもある。

今年9月下旬にはルクセンブルクの政府機関主催のイベントが開催されたが、会場で提供されたのは長年同国のミシュラン一つ星イタリア料理店を率い、今秋新店「コモ」をオープンしたシェフ、レナト・ファヴァロさんが監修したメニュー。中には日本でもおなじみのイタリアンデザート、パンナコッタがあったが、生クリームと牛乳を合わせた生地が絶妙な食感で濃厚に舌に絡む。さすが美食の国の一品だった。

ミシュランシェフ、ファヴァロさんが監修したパンナコッタ

そのルクセンブルクの名物と言えば、真っ先に挙がるものの一つが「パテ・オ・リースリング」。肉と同国名産の白ワイン、リースリングのジュレをパイ生地で包んだ料理だ。肉料理でありながら、白ワインと合わせるために考案されたものらしい。「いわば、ルクセンブルク版『肉まん』なんです」とは、ルクセンブルク経済省・東京貿易投資事務所のエグゼクティブ・ディレクター、松野百合子さん。「レストランから総菜店まで、ありとあらゆる場所で見る料理なんですよ」と言う。

レストランでは大ぶりのパイをカットして出すが、総菜店では手のひらにコロンと載るような小さなサイズのパテ・オ・リースリングを見る。中にはぎっしりと香味野菜を効かせた肉が詰まっていて、かぶりつけば肉のうまみがリースリングの爽やかな味わいと合わさり口の中に溶け出すというわけだ。

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