家計

人生を変えるマネーハック

定年後は仕事と時間の自由確保 年金生活にどう軟着陸 年金問題をマネーハック(2)

2018/11/12

写真はイメージ=123RF

今月のマネーハックのテーマは「年金問題」です。前回もお話ししましたが、日本人の長寿化で年金を取り巻く環境は劇的に変化しています。最新状況を踏まえ、年金との向き合い方を冷静に考えようというのが今月の趣旨です。今回のテーマは定年後の働き方と年金生活へのスムーズな入り方です。

自分なりのリタイア年齢を決め、老後生活をスタートさせたとき、途方に暮れるのは「たくさん時間がありすぎて持て余す」ということです。多くの会社員は退職後、「たくさん時間がある喜び」より悩みの方が先に立つそうです。

■高齢者が現役で働いている地域ほど医療費は低い

「毎日が日曜日」というのは現役世代にとっては憧れですが、一度なってしまうと、なかなか引き返すことはできません。体が許す限り、長く働くことは、私たちの張り合いにもなり、「働きがい」は健康を維持する秘訣になるのではないかと思います。

先日開催された厚生労働省の社会保障審議会年金部会(第5回)を傍聴していたところ、配付資料に興味深いデータを見つけました。それは「65歳以上の就業率と65歳以上の医療介護費用には負の相関がある」というデータです。要するに多くの高齢者が現役で働いている地域ほど、医療費も低く抑えられているというわけです。

また、「引退前と引退後のたった1年で日本人の健康状況は大きく悪化する」というデータもありました。要するにいずれのデータも「働いている人の方が元気な状態を維持できる」ということを示しています。

今の高齢者は体力も向上しています。年金部会の資料には体力テストの合計点は男女ともに2016年の70~74歳は1998年の65~69歳を上回っているとのデータがありました。

もちろん、全ての人が「働けば健康でいられる」とはいえないでしょうが、老後を過ごす上での重要なポイントを示唆しているように思います。

■時間を持て余す場合はルールを課す

実は、私も時間を持て余した経験があります。予定外でしたが30歳で独立開業することになったときです。仕事はまだ少なく時間ばかりが余っていました。そのとき、自分にルールを課したのは「日中にゲームをしない」ということでした。仕事から逃避してしまうのが怖かったのです。

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