働くママの忙しさ乗り切る手帳術 仕事も子育ても充実
仕事と育児とを両立するワーキングマザー。時間に追われがちな彼女たちはどのようにしてスケジュールを管理し、忙しさを乗り切っているのか。無理&ムダのない手帳活用術を見せてもらいました。
【Case 1】保育園児2人のママでもやりたいことは全部やる!
加藤千夏さんは2児の母。育児と仕事に追われる毎日だが、手帳で家族の予定を管理し、すきま時間で資格の勉強や映画鑑賞など、自分のやりたいことも実現する。「夫の出張や保育園の行事、病院などは、早めに確認してマンスリーに書き込むことで、勉強時間がいつ取れるかなどの見通しもつき、計画的に過ごせます」。
スーパーの割引情報もメモし、買い物もお得な日を狙う。時間管理だけでなく、ご褒美リストや子供との思い出も手帳の片隅にメモすることで、「すきま時間に手帳を見返したとき、心が潤います」。手帳はずっとアナログ派。「手間はかかりますが、書くと予定が頭に入るので結果的に効率がいいです」。
【加藤千夏さん「ワーママ」手帳の極意】ON/OFFの予定もやりたいことも一覧で!
お迎え時間、夫の出張、資格試験日、ご褒美リスト、子供との思い出など、マンスリーページに情報をまとめ、一覧できるように。「書き切れないことは付箋でカバーします」。
【オンとオフ】1日の管理は毎日付箋を貼り替えて確認
【オン(ママ)】お迎えや病院の予定はきっちり管理
【オフ】休みの日は一目でわかるように
【オン(ママ)】育児の気づきは空きスペースにたっぷりと
(加藤千夏さんの「ワーママ手帳」つづき)
【オン(ママ)】スーパーのポイント還元日は忘れず記入
【オン(ワーク)】資格試験の準備も怠りなく
【オフ】ご褒美リストはモチベーションを上げるのには欠かせない
【オフ】自分のためのライフもしっかりとメモ
夫、息子など、家族別に予定を書けるページがある、「T'ファミリー手帳」を使用。「マンスリーページが日曜始まりなのもお気に入りポイント」。
【Case 2】ウイークリーページ駆使し自分と娘の予定を「見える化」
「アクションプランナー」手帳を10年以上使っている香川有紀さん。仕事の予定は、移動や準備も含めて必要な時間を四角く囲み、予定を"面"で意識。TO DOも時間を決めて書き込み効率良くこなすなど、手帳で仕事の効率をアップさせる。
私生活では子供が高学年になり、学童保育が終了。自身も時短勤務からフルタイムに戻ったため、親子で生活が変化。「娘の塾や習い事が増え、曜日によって下校時間も違うので、放課後が見えず不安でした」。そこで、ウイークリーページの1日分のスペースを2分割し、自分の予定は左側、娘の予定は右側へ。下校時間や塾の予定を書き、何をしているかが明確に。「安心して仕事に集中できます」。
1日のスケジュール欄を2分割し、自分の予定はネイビーで左側に、娘の予定はピンク&水色で右側に記入。「ウイークリーページを開けば、自分と娘の予定がパッと分かります」。
【オン(ママ)】日付の場所にイベントを記入
【オン(ママ)】娘の予定はマスの中で定位置に
【オン(ママ)】下校時間は授業のコマ数で一目瞭然
【オン(ワーク)】勤務予定は上段の枠に記入
(香川有紀さんの「ワーママ手帳」つづき)
【オン(ワーク)】ミーティングの予定は黒字で囲む
【オン(ワーク)】デスクワークの時間も明示
【オフ】自分のライフを楽しむ時間もしっかり確保
【お気に入り手帳】
「アクションプランナー」を10年以上愛用中。「ウイークリーページの時間軸が1目盛り30分刻みなので、細かく時間管理ができるのが◎」。
(ライター 大上ミカ、写真 小野さやか)
[日経ウーマン 2018年11月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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