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次世代リーダーの転職学

転職の面接 「不都合な5つの質問」はこう切り返せ! エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2018/11/16

仕事でミスをしたことがない人などいないはず。逆に不信感を抱かれます。「反省する謙虚さがない」「自己分析できていない」、あるいは「レベルが低い仕事しか任されていないのだろうか」「リスクを避けてチャレンジをしていないのでは」などと思われるかもしれません。

失敗の経験は正直に話してください。このとき、「こんな失敗をした」で終わらせず、どう対処したか、どんな教訓を得たかまで伝えましょう。「失敗を未然に防ぐリスク管理能力が身に付いた」など、今に生かされていれば、納得を得ることができます。

回答例
●お客様からクレームを受けたとき、対応策を考えているうちに時間がたってしまい、数日後に謝罪に行ったら「今頃になって何だ」と、火に油を注いでしまいました。考える前に真っ先に謝罪に飛んでいくべきだったと、「初動のスピード」の大切さを学びました。

(5)「ご自身の短所(弱み)はどこだと思いますか」

短所を上手に説明するとプラス評価が得られることも。写真はイメージ=PIXTA

面接官の中には、こんな質問をする人もいます。必ず聞かれるわけではありませんが、自身を客観的に整理するという意味でも、どのように答えるかを考えておくとよいでしょう。

この質問の意図は、その人の「自己認知力」「自己分析力」を知ることです。また、短所をどのように克服しようとしているかを見ています。

そこで、自分に足りないと自覚していることを正直に話し、それをカバーするためにどんな行動をしてきたか、今後どんな努力をしていこうと考えているかまで語りましょう。そうすれば、マイナスはむしろプラスに転換できると思います。

それに、短所はとらえ方によっては長所にもなり得ます。例えば、「飽きっぽい」という性格は、裏を返せば「新しいものへの好奇心が旺盛」とも言えます。「神経質」は「きちょうめん・慎重」などと言い換えることができます。

重要なのは、その会社のビジネスや、入社後に担う仕事に必要な要素を踏まえておくということ。それに対して「自分の短所を長所に転換して生かす」ことを意識してみるとよいでしょう。

回答例
●私は人の意見に流されやすいところがあります。でも、その分、さまざまな人の意見に耳を傾けられるので、それぞれのよい部分を抽出して取り入れることを意識しています。今後は客観的な視点も大切にしつつ、チームの調整役を担っていきたいと考えています。

■ポイントは相手が抱く不安を解消すること

答え方に迷うような質問を受けた際は、あいまいな表現でごまかそうとしないことが大切です。「正直に、真摯に答える」、そして「今後の目標を語る」ことで、面接官が抱く不安を消していきましょう。それが経歴や転職過程のマイナスポイントを払拭することにつながるはずです。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜更新です。次回は11月23日の予定です。この連載は3人が交代で執筆します。

森本千賀子
morich代表取締役 兼 All Rounder Agent。リクルートグループで25年近くにわたりエグゼクティブ層中心の転職エージェントとして活躍。2012年、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。最新刊「のぼりつめる男 課長どまりの男」(サンマーク出版)ほか、著書多数。

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