日テレキャスターの婚活ノート 40代自分磨きルール

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小西さんがつけていた「婚活ノート」とは

美容部員出身でジュエリーショップで働いていた彼女が私の出演番組を毎回チェックして、「あの服はよくない」「髪型はこうして」「メークも変えていきましょう」と逐一教えてくれる意見を、一つひとつ、ノートに書き取りながら実践していきました。それが自分磨きに役立ち、結果的に婚活に役立つことになった、いわゆる「婚活ノート」です。お見せするのは恥ずかしいのですが……。

――拝見します。すごい! 細かい字でメークやファッションのノウハウがイラスト付きで図解されています。しかしながら、味わいのある絵も……満載ですね(笑)

そうそう、下手なイラストで恥ずかしいです(笑)。メモを取っているときは必死なんですよね。

これが小西さんの「婚活ノート」。メーク方法が図解とともにメモされています

――こちらのページには、「おかめ」風のイラストでチークの入れ方が……。反対ページには、歩き方、立ち方まで書いてありますね。あれ? 「お尻に一万円札を挟んで」というメモまで!(笑)。この細かさは、単にアドバイスをフンフンと聞いているだけの雰囲気ではないですね。

歩き方、立ち方についてまでぎっしり! 記者魂を感じます

はい。まさに、取材そのものでした。

彼女は私の自宅に来るとメークボックスの中身を広げて、「断捨離」を始めました。メークはトレンドを映すものなので、旬を過ぎたメークアイテムは手放したほうがよく、かつ、年齢に合ったメークをしなければかえって老けて見えるのだと。

それから、眉山の描き方やチークの入れ方など細かいメークテクニックの直接指導。明るい印象を与える「ハッピーオーラ」を醸し出すメークのイロハを教えてもらいました。さらに、メーク前にやるといい顔のリンパ流しのマッサージ法も。「ほら、美穂さん。ここをこうやって指で軽く流すだけでも、顔の印象が変わりますよ」。当時は土曜朝の番組を担当していたので、起きてすぐのむくみ解消に役立ちました。

「じゃ、次は、いつもの洗顔をここでやってみてください」と言われてやってみると……、彼女は「ダメ!」と一喝。大して泡も立てずにゴシゴシと洗って終わり! の私の洗顔法を、「そんな洗い方じゃ、顔がシワッシワになりますよ」と正してくれました。たっぷりの泡を使って優しく円を描くように洗い、最後にタオルで拭く時も優しく……と、この日から洗顔法を変えました。

彼女の「小西美穂改造計画」は髪形にも及びました。トップにボリュームを軽く出して、前髪を軽くおでこにかけて、ニュアンスのある雰囲気にするよう、美容室でのオーダーの仕方を教えてくれました。「そんな細かくお願いしたら、美容師さんにうるさがられるんやないやろか……」と後ずさりしかけた私のつぶやきを逃さず、彼女は「大丈夫です。そうして細かく伝えるのは『美意識』の表れなんです。なんの問題もありません」と背中を押してくれました。

何から何まで必死にメモを取ったのを、今でもよく覚えています。

――ここでも小西さんの「学ぶ力」が発揮されていったのですね。

彼女がヘアメークの師としたら、ファッションの師となってくれたのは、番組の出演者に紹介していただいたスタイリストさんです。

人気女性誌で活躍しているだけあって、雑誌から飛び出してきたようなオシャレな女性です。彼女は私の事情を知ると、二つ返事で快諾。その足で、私の自宅に来てワードローブを丸ごとチェックしてくれました。

それまで、私はなんとなく買って集めた服をうまく使いこなせず、コーディネートもワンパターンになりがちでした。彼女は、「はい、これは時代遅れ」「黒ばっかりでつまらない」と使える服を選別する一方で、奥のほうに収納していたほとんど着なかったジャケットを引っ張り出し……「違うテイスト同士を組み合わせると、あか抜けた印象になるんですよ。例えば、このツイードのジャケット、ダメージ加工のあるデニムと合わせてみてください」。自分では思い付かなかった組み合わせの妙に、目からウロコが落ちるようでした。

私は結構コンサバな服も好きで、リボンやフリルが付いた服も好んで買っていましたが、彼女はズバリ一言。「美穂さん、『好きな服』と『似合う服』は違うんです」。これは大きな発見でした。なるほど。どうやら私は、少し辛口テイストも取り入れたほうが似合うのだということに気付きました。