債券、値動き安定に強み 株波乱時に分散効果

写真はイメージ=PIXTA
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株式相場が世界的に乱高下している。波乱相場のなか、リスクを抑えるのに役立つ金融商品の一つが債券だ。国債や社債など、個人でも購入できる商品は多い。値動きが比較的安定しているほか、株価との相関性が小さいなどの特徴があり、分散投資の効果が期待できる。投資の際のポイントなどを点検してみた。

債券は満期まで持つと額面の金額が戻ってくる。保有期間に応じて一定の利子も受け取れるのが特徴だ。証券会社や銀行などの金融機関で1万円や100万円などの単位で購入できる。新たに発行される債券(新発債)と、すでに発行されて金融機関が在庫として持つ債券(既発債)を買う方法がある。

「個人は満期保有」

債券は株式ほどの投資リターンは期待できないが、最大の魅力は安定性だ。特に強みを発揮するのが、金融市場が混乱してリスク回避の動きが強まった時だ。資産運用を助言する、びとうファイナンシャルサービスの分析を基に、株と債券の代表的な指数の動きを比較してみた。

リーマン・ショックが起きた2008年に日本株の騰落率は41%のマイナス、東日本大震災が起きた11年も17%のマイナスとなった。一方、国内債券は08年に3.7%のプラス、11年も2.2%のプラスを確保した。外国債券は08年は10%のマイナスとなったが、先進国株の52.6%のマイナスよりも落ち込み幅は小さかった。

アベノミクス相場が本格化した13年は日本株の上昇率が54.4%と高かったが、国内債券も2.2%上昇した。株式相場の動向に影響されない安定性がみられる。

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