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食の達人コラム

オーガニックにナチュール 自然派ワインこれがお薦め エンジョイ・ワイン(5)

2018/11/9

オーガニックワインはボトルに認証マークが付いている

ブドウの栽培方法だけでなく、醸造方法も自然にこだわりたいというワイン愛好家の間で人気が急上昇しているのが、「ヴァン・ナチュール」。英訳すれば「ナチュラルワイン」、日本語なら「自然ワイン」だが、わかりにくいのはオーガニックやビオディナミと違ってきちんとした定義がないこと。

ワイン関係者の間では、培養酵母を添加する代わりに天然酵母を利用、酸化防止剤を使わない、ろ過しないなど、できる限り添加物や人の手を加えないで醸造したワインをヴァン・ナチュールと呼ぶ場合が多いようだ。ブドウの栽培方法は必ずしも無農薬、無化学肥料にこだわらないが、天然酵母を利用したり酸化防止剤を添加したりせずに高品質のワインを造るにはブドウの質がカギとなるため、実際にはオーガニックやビオディナミ農法を取り入れている生産者が多いという。

ヴァン・ナチュールに詳しいワインショップ「酒美土場」(東京・中央)オーナーの岩井穂純さんによると、ヴァン・ナチュールの味わいの一番の特徴は「口当たりが柔らかく、飲み心地がよいこと」だという。酸化防止剤を使わないため、ワインがボトルの中で適度に酸化するためと考えられている。高級ワインが、長期間の酸化熟成でまろやかな味わいに変化するのと同じ理屈だ。

また、天然酵母を使ったり、ろ過しないことでその酵母がワイン中に残存したりするため、味わいにうま味や複雑性が出るのも特徴だ。

岩井穂純さんお薦めのヴァン・ナチュール

岩井さんがお薦めのヴァン・ナチュールとしてまず挙げるのは、ドメーヌ・ナカジマ(長野県東御市)の「ペティアン・ナチュール・ロゼ 2017」。巨峰を使った微発泡ワインで、「巨峰のみずみずしい果実味が優しい泡とあいまって楽しくゴクゴクと飲めるワイン」。他には、スペインのパルティーダ・クレウスが造る「これぞヴァン・ナチュールというようなうま味たっぷり」の「ビネッロ・ブランコ」や、南アフリカのヨハン・メイヤーが醸す「熟したメロンのような果実味あふれる」味わいが特徴の「マザーロック・ホワイト2016」などもお薦めという。値段は2000~3000円台。

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