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女性管理職が語る

働き方改革で挑む心身の健康づくり 良い商品の源泉に 積水ハウスCSR部長 小谷美樹氏

2018/11/8

小谷美樹・積水ハウスCSR部長

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。女性管理職が交代で執筆します。今回は、積水ハウスCSR部長の小谷美樹氏。5回目の登場です。

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住宅産業はお客様に最高の住宅を建設する業種です。その理想に向けて、最高の品質の技術開発をしようという責任感や日夜チャレンジをする労働集約的な業務であり、これまで労働時間が長くなりがちでした。私も技術開発や設計などの職場で、子育てと両立しながら仕事を続けるには時間との戦い、いかに効率化して生産性を上げるかが課題でした。

しかし簡単には解決できません。最高のパフォーマンスを出せるように専門分野の情報を収集するため、日ごろから研修や建物見学などに積極的に出かけてインプット量を増やしました。また、仕事の作業効率を上げるため、IT(情報技術)スキルを磨き、その時々で使えるIT技術を全て使って、生産性を上げる工夫をしていました。

そんな様々な取り組みを積み重ねても、育児の時間は足りなくなります。そんなときは、身内や地域のネットワーク、託児サービスなどをフル活用して、時間の確保と心身の健康を保つよう心掛けていました。

大変なこともありましたが、多忙だった研究開発職時代に、感じたことがあります。健康で快適な住宅を提案するには、「自分自身が心にゆとりを持ち、健康、幸せでいることが大切だ」ということです。そうした気持ちでいたからこそ、高断熱住宅を開発し、冬暖かく、夏涼しい、建物内の温度差の少ない住宅を提供することができたのだと思います。

10年ほど前、社内でダイバーシティー(多様性)を推進する取り組みが始まった当初、働き方改革も同時に行いました。これまでの労働集約的な働き方から時間集約的な働き方へ変えることで、女性をはじめとする多様な人材が一段と活躍できるようにするためです。

また、建築情報を設計から生産、アフターサービスまで一元化する「邸情報」と呼ぶシステムを稼働させました。このIT化が画期的なワークスタイルのシフトをもたらしたのです。端末からアクセスすることで、場所と時間を選ばずに業務をこなすことが可能になったからです。

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