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女らしさとスポーティーの融合 来春夏の最新トレンド

2019年春夏ミラノ・ファッションウイークから

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NIKKEI STYLE

世界4大ファッションウイークの1つ、ミラノ・ファッションウイーク。現地で発表された2019年春夏コレクションのトレンドを、ファッションジャーナリストの宮田理江さんが解説します。

19年春夏の注目トレンドは「スポーティーでフェミニン」

今年のミラノ・ファッションウィーク(9月18~24日)で、有力各ブランドが提案した2019年春夏シーズンの装い。明るい色や透ける生地によるフェミニンでスポーティーな雰囲気に加え、イタリア流の紳士服の仕立て技術(テーラリング)なども融合し、新しいトレンドを生み出していました。

「PRADA(プラダ)」は若々しくフレッシュな装いを軸に据えました。最初に登場したのが膝丈のサイクリングパンツ(バイカーショーツ)。膝まで届く透けるソックスや、ミニ丈巻きスカートは少女の風情を漂わせています。タイダイ(絞り染め)やパステルカラーで明るい色を重ね、ミラノの新しいムードを象徴しました。

ビーチの気分を街着に投入

ブランド設立から50周年の節目を迎えた「ETRO(エトロ)」はサーフィンに着想を得て、ビーチ(浜辺)の気分を持ち込みました。スケートボードのカルチャーも映し込んでいます。トロピカルなヤシの木、太陽のイメージのオレンジ色で装いをビーチ風に彩っています。流れ落ちるシルエットも伸びやかな着姿に導いています。

キラキラの糸でつやめきをまとう

ニットの表現力に強みを持つ、創業65年の「MISSONI(ミッソーニ)」は、薄手のケープやロングカーディガンを重ねて、サマーレイヤードルックに仕上げました。光沢を帯びた糸で編み上げたウエアが装いをまばゆく見せています。力みを排したゆったりフォルムが縦落ち感を強め、リラックスした着映えに整えていました。

フラワーモチーフであでやかに

ファッションの世界でもダイバーシティー(多様性)が一段と重視されるようになってきました。ミラノモードの代表格「DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)」は、さまざまな年齢や体型、職業のモデルを起用。3世代のモデルは家族愛のイメージをランウエーにもたらしました。花をモチーフに選んで、あでやかでカラフルな装いを提案。着ることの楽しさをポジティブにうたい上げました。

革と職人技、イタリアらしい存在感

レザーの存在感が大きかったことが、今回のミラノの変化点です。もともと靴が有名な「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)」は、軟らかくなめしたレザー仕立てのスカートやコートで軽やかな装いに仕上げてみせました。革への自負と、手仕事の職人技にイタリアらしさが薫ります。

遊び心あるアート柄とクラシックなシルエットの融合

毎回、ミラノで最もいたずらっぽいショーを見せてくれる「MOSCHINO(モスキーノ)」。大半の服に描き込んだキーモチーフは、書き損じの際にぐちゃぐちゃとペンを走らせて描く波線。タイトスカートのクラシックなシルエットに、アートのような大胆な柄をあしらって、ウィットを忍び込ませました。ミニ丈ワンピースや細身スーツもノスタルジックな風情を帯びていました。

優美でありながらスポーティー

片方の肩を露出する「ワンショルダー」のシルエットは19年春夏に盛り上がりそうな気配です。「MAX MARA(マックスマーラ)」はワンショルダーやラッフル(ひだ)を多用して、りりしさとたおやかさを同居させました。肩を張ったフォルムは「強い女」のムード。斜め掛けのボディバッグ、髪を覆うスカーフはスポーティー感やイスラム風のテイストを呼び込みました。

みずみずしく機能的な装い

日本人デザイナーの荻野いづみ氏がミラノで発表し続けている「ANTEPRIMA(アンテプリマ)」はPVC(ビニール)素材を布のように用いて、みずみずしくつややかな見栄えに整えています。元気な色使いもポジティブな印象。ミニ丈ワンピースやウエストポーチなど動きやすそうな機能的アイテムが、アクティブで愛らしい雰囲気を寄り添わせていました。

◇  ◇  ◇

今回のミラノでは、エトロがシンボル的なペイズリー柄をテーマにした展覧会を開いたり、仕立ての技術やレザーに強みを持つブランドがその特徴を押し出したりと、原点回帰の動きが強まりました。

その一方で、サイクリングやサーフィンといった活動的なスポーツの気分が持ち込まれ、色使いや輝きが強調されていました。体を締めつけないたおやかなシルエットと、丁寧な仕立てを融合したスポーツテーラリングが「ミラノ流」を印象づけていました。

宮田理江
 ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。ランウエーリポートやトレンド情報、リアルトレンドを落とし込んだ着こなし解説などを多彩なメディアで発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かした「買う側・着る側の気持ち」に目配りした消費者目線での解説が好評。自らのTV通版ブランドもプロデュース。著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(学研パブリッシング)。公式サイト:http://riemiyata.com/

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