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景色に温泉も… 冬こそ楽しめるキャンプ場東西10選

NIKKEIプラス1

2018/11/4

冬のキャンプが人気になりつつある。澄んだ空気の風景が魅力だという。
受け入れ側は温泉やストーブを用意し、利用者の冷えた体を温める。
初心者も楽しめるキャンプ場をランキング。東日本と西日本に分けて紹介しよう。

■温泉を売りに旅館並み設備

エンゼルフォレスト那須白河の露天風呂

2017年に1泊以上オートキャンプをした人は、日本オートキャンプ協会(東京・新宿)によると840万人。前年比1.2%増で、5年連続で増えた。後押しするのが「冬キャンプ」だ。同年1~3月と11、12月の計5カ月間はキャンプ用品の購入が前年同期間を上回った。冬場の幻想的な景観が人気で、同協会は「もはやオフシーズンではない」と分析する。

キャンプ場も冬場の集客に力を入れている。今回は地理的には寒冷地が多く、冬らしい情緒を楽しめる東日本の施設の評価が高かったが、経営者らの多くは「地域間競争がこれから激しくなる」とした上で「温泉があることが優位になる」と話した。各施設は旅館並みの設備をつくり、“美肌の湯”をアピールする。

「さあ冬キャンプ」と意気込んでも拙速は禁物。初めてのテント泊ならAC電源が利用できるキャンプ場を選ぼう。自宅からホットカーペット、電気毛布、電気ストーブを持ち込めば手軽に暖を取れる。テント泊での就寝はナイロンやメッシュ素材の軽量簡易ベッド(コットという)と寝袋の組み合わせが一般的。だが冬場はコットの下に断熱性の高いマットを敷いた方がいい。寝袋に入るとはいえ、マットなしでは下からの冷気で震え上がることになる。

初心者はまず標高の低い平野部から始めたい。標高1000メートル級は気温が想像以上に低く過酷だ。グループで繰り出して、だれかが体調を崩したら大勢に負担がかかる。テント泊にこだわらず、キャビンやコテージなどを利用するのも立派なキャンプだ。

東日本1位 北軽井沢スウィートグラス(群馬県長野原町) 890ポイント
雪景色と星空

標高1100メートルに位置し浅間山を目前にキャンプを楽しめることで知られ、休日は予約を取るのが難しい。冬の夜、しんしんと降り積もる雪の中、テントサイトにいると澄み切った大気で真っ青となった雪景色に息をのむ人は多い。「寒いからこそ星空の美しさも際立っている」(佐久間亮介さん)。降雪は例年だと11月中旬からという。

テント泊に自信がないという人にも対応。「コテージ8種類、キャビン16種類と豊富で全棟に薪(まき)ストーブが標準装備され、宿泊日数分の薪が付いているのも魅力。ホットカーペットや氷点下15度まで対応する寝袋などのレンタルもある」(清水聖児さん)。炊事場は給湯器付きで冬にはビニールカーテンが設置されるなど、寒さ対策が随所にみられることが高い評価につながった。利用者から困り事の相談があれば丁寧に答えるものの、スタッフからの積極的な声がけはない。必要以上に利用者に関わってくるキャンプ場も少なくない中、こんな適度な距離感もうれしい。

(1)上信越道碓氷軽井沢インターチェンジ(IC)から50分(2)テントサイトはテント1張りで3000円から(3)http://sweetgrass.jp/

東日本2位 大子(だいご)広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ(茨城県大子町) 690ポイント
区画が整然、清涼感

茨城県北部の奥久慈地方の自然を生かしたキャンプ場。アスファルトの車道や芝生のテントサイトも整然と区画整理され、日本オートキャンプ協会の全国優良施設第1位を4度獲得した。

冬場の売りはキャンプ場内にある有料温泉。売店や事務所が入るセンターハウスにあり、男女別に内湯と露天風呂を備える。「庭園に囲まれた露天風呂は季節の木々や星空を眺めることができる」(関隆嗣さん)。「寒さが苦手な人は大型トレーラーに泊まるのも楽しい」(山田敏也さん)。米国製トレーラー「エアストリーム」が人気。

(1)常磐道那珂ICから1時間(2)テント1張り2600円から(12月~翌年3月)(3)http://www.greenvila.jp/

東日本3位 エンゼルフォレスト那須白河(福島県天栄村) 620ポイント
ドーム型コテージ

雪中キャンプが楽しい。テントサイトでは冬場、タープの下でコーヒーを飲み、体を温め、雪合戦に興じる親子連れが目立つ。スノーシューやソリの貸し出しもうれしい。降雪は11月下旬から。サイトはAC電源付きでペット可のサイトとドッグランも。「売店に調味料がたくさんあるなど意外と忘れがちな必需品がそろう」(小林希さん)

「広くてきれいな温泉施設を滞在中無料で使える」(牛島義之さん)のも冷えた体にうれしい。それでもテントに尻込みする人には、かまくらのようなドーム型コテージも。

(1)東北新幹線新白河駅から無料送迎バス30分(2)ドーム型コテージは大人1人7800円から(3)http://www.ang-f-ns.com/

東日本4位 キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(栃木県那須町) 590ポイント
たき火・囲炉裏囲む

滑り台や綱渡りなどの遊具を至る所に設ける。「クリスマスをはじめイベントも満載。何をしようかと困ることがない」(豊留雄二さん)。子どもの視点での運営が特徴だ。

キャンプサイトもキャビンも種類豊富。オートキャンプには「たき火」「囲炉裏」など冬場に最適なサイトがある。2組が隣同士で泊まる「ツインキャビン“語らい”」が人気=写真。キャビン間の屋根付きテラスで夕食を囲めば親子の会話も弾みそうだ。雪は12月中旬から。

(1)東北自動車道那須ICから10分(2)ツインキャビン“語らい”は大人4人・車2台で2万円から(3)http://www.camp-cabins.com/

東日本5位 サンタヒルズ(栃木県那珂川町) 550ポイント
室内に滑り台も

名前の通りサンタクロースの世界観がコンセプトで「冬キャンプに最適のキャンプ場」(高瀬宏樹さん)だ。サイトはオートキャンプとコテージの2種類あるが、この季節はコテージに泊まりたい。「趣向は様々だが、室内にそりや滑り台、クリスマスツリーを飾った『サンタクロースの家』がおすすめ。11月上旬から1月上旬まで一部コテージに施す電飾も素晴らしい」(豊留さん)

キャンプサイトではキャンプの醍醐味であるじか火のたき火もできる。「アウトドア好きには特別な場所」(山田さん)だ。

(1)東北自動車道矢板ICから30分(2)サンタクロースの家は2万4000円から(3)https://santahills.co.jp/

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