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エイベックス・楽天・都庁 食べたい!社員食堂の魅力

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日々ハードワークをこなすビジネスパーソンにとって、健康管理も仕事のうちだ。従業員の健康を食の面から支えるだけでなく、満足度を高めて離職率をおさえたい狙いもあって、社員食堂に力を入れる企業が増え始めている。中には従業員以外にも、一般の人が利用できるところもある。都内にある3つの個性あふれる社員食堂を紹介する。

最初に紹介するのはエイベックスの社員食堂だ。2017年12月、東京・南青山にある自社ビルのグランドオープンに合わせ、最上階の17階に開設したのが「THE CANTEEN(ザ・キャンティーン)」。社員と訪問客のほか、ビル2階にあるコワーキングスペース「avex EYE」の入居者も利用できる。

内装は米西海岸をイメージし、「ホテルラウンジ」「広場」など大きく6つのエリアに分かれる。ボックス席やカウンター席など300席あり、その日の気分や用途によって使い分けることができる。広報担当の浅岡奈穂子さんは「オフィス全体でフリーアドレス制を採用しているので、食堂で仕事をする社員の姿もよく見かけます」と話す。

ランチでは、肉や魚、または麺類や丼ものなど8種類のメイン料理の中から1つ選び、小鉢やスープを合わせたランチセット(いずれも480円、税込み)が基本メニューだ。丼ものなどガッツリ系より、魚や野菜の多いヘルシーなメニューが人気だという。

食堂内には10~19時まで営業しているコーヒースタンド「POP-IN(ポップイン)」があり、オリジナルブレンドコーヒーやフレッシュジュース、肉や魚などのタンパク質と野菜がたっぷり入った「パワーサラダ」(520円、同)といった軽食を提供する。テークアウトも可能だ。

「POP-IN」で働くスタッフは基本的に、エイベックス所属の新人アーティストや俳優、劇団員が務めている。ここで働いて得られる給料が彼らにとって収入源の一部になるだけでなく、社内への顔見せや売り込みにも一役買っているという。多くのアーティストを抱えるエイベックスならではの取り組みといえる。

食堂内でエイベックスの社員とコワーキングスペースの入居者の接点が生まれたり、月に1度の社内懇親イベント「Happy Hour(ハッピーアワー)」で、所属アーティストがライブを開いたりして、新たなイノベーションが生まれる空間にもなっているという。

次ページでは、眺望最高の楽天の社員食堂を紹介する。

企業の社員食堂とは思えない規模で運営しているのが楽天(東京都世田谷区)。2015年8月に本社を東京・二子玉川に移転し、社屋である高層ビルの2カ所に「カフェテリア」を設けた。座席数はそれぞれ750席あり、ランチタイムには2か所合わせて約8600人が利用する。朝から夜までの営業時間で1日約1万2000食を提供。一部メニューを除き、社員の食事はすべて無料だ。

2007年に東京都品川区に本社を移転した際、無料の社員食堂を設置した。これは「社長の三木谷浩史の『(家族のように)同じ釜の飯を食べさせたい』という考えによるものです」(広報部企業広報グループの戸梶優希さん)という。

「栄養バランスのとれた食事を健康的に、かつおいしく食べられることが前提」(戸梶さん)というカフェテリアのメニュー。昼食時は約10種類の日替わりメインメニューから1つ選び、副菜や汁物、コメ、デザートがそれぞれ複数種類の中から選べる。

メインメニューで人気があるのは唐揚げで、大分県中津市のご当地風や北海道のザンギ風、油淋鶏(ユーリンチー)仕立てなど、バリエーションも豊富。また、パスタはライブキッチンスタイルで目の前で仕上げ、ベーシックな和風から本格的な洋風まで幅広くとりそろえており、こちらも好評だ。

70以上の国・地域から人材が集まる企業らしく、食堂のメニューにも多様性を重視。インド人向けのベジ・ノンベジメニューやイスラム系のハラル対応料理、ベジタリアン対応料理などもある。

食堂の予算や運営を管理するのは、楽天社員で結成された「カフェテリア委員会」だ。楽天の「社内サービス(福利厚生)は社員が決める」という方針に基づき、カフェテリア委員会のメンバーたちが業者や外部アドバイザーと連携。社員の意見を取り入れながら進めることで、幅広い要望に寄り沿った食堂運営を実現している。

次は、ここでしか食べられない元祖「都庁ラーメン」をご紹介。

今年10月1日にリニューアルオープンしたばかりの東京都庁第一本庁舎(東京都新宿区)にある職員食堂は国内外からの観光客でにぎわいを見せている。都庁で働く職員だけでなく、一般の人も手続きをすれば利用可能だ。都庁舎1階または2階で所定の用紙に記入し、一時通行証を交付してもらう。都庁職員と一般客の食堂利用の割合はおよそ半々だそうだ。

32階まで上がった先にある食堂はフロア中央にあるカフェコーナーを中心に、北側ではカレーやラーメンなど単品メニュー、南側では定食メニューを提供。いずれの料理も食堂入り口の券売機で食券を購入するが、カフェコーナーのみ受け取り口で現金払いできる。

ランチは日替わりメニューやワンコイン(500円、税込み)メニューなど豊富にそろう。ここでしか食べられない「都庁ラーメン」(570円、同)や「都庁弁当」(650円、同)は特に人気があるメニューだ。都庁ラーメンは1.5人前の麺を使用し、東京都青ヶ島産のあごだし粉末をかけ、「都庁ラーメン」とプリントされたノリを添えた、食堂の看板メニューだ。素朴なしょうゆ味にあごだしのうまみが加わり、スルスルと食べ進められる。

都庁弁当は食堂がある32階にちなんで32品目の食材を使用。東京都八丈島産のムロアジのすり身を入れたメンチカツなど、肉・魚・野菜のバランスが良い。カフェコーナーで買える「カプチーノ」(180円、同)は3種類のうちいずれかのイラストをココアパウダーで描いてくれるサービスもある。

食堂の昼食時間の営業は11時半~14時までだが、「カフェコーナーは8時から17時まで開いているので、食堂の開いていない時間も店内で焼いたパンやドリンクが購入できます」と、東京都人材支援事業団業務部管理課課長代理の八嶋知佳子さんは話す。毎週月曜日には、肉や魚、乳製品も避ける完全菜食主義のビーガンの人に対応した「ベジ・メニュー」の提供も始めたという。

都庁の食堂として、東京のアピールも欠かさない。東京産の食材をメニューに取り入れるのはもちろん、食堂の中央の客席には多摩地域で生育・生産された多摩産材で作ったテーブル(天板のみ)やプランターを設置。食堂自体が、東京の産業を世界に発信する場にもなっているのだ。

かつて社員食堂と言えば、安さが最大のメリットといったイメージも強かった。だが、最近は町中のレストランを上回るような魅力的な社員食堂も見受けられる。オフィスを訪問して、食堂も楽しめる機会があれば、ぜひのぞかせてもらってはいかがだろう。

(GreenCreate)

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