働けないリスクどう備える 公的保障把握し保険も検討傷病手当金や付加給付、障害年金

写真はイメージ=PIXTA
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週末の夜。筧家のダイニングテーブルでは良男と恵がテレビの映画番組を見ています。コマーシャルが入り一息ついていると、幸子がお茶を運んできました。息もつかせぬ展開にのどが渇いた良男がお茶を飲んでいるかたわらで、恵が幸子に尋ねました。

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中)  筧恵(かけい・めぐみ、25) 

筧恵 私も就業不能保険に入った方がいいのかな? テレビのコマーシャルで「働けないリスクに備えていますか」って。

筧良男 恵、まずは就業不能保険はどんなときの備えになるかを知っておかなきゃ。

筧幸子 就業不能保険は病気やケガで働けなくなって収入が減ることに備える保険よ。生命保険会社が販売しているわ。医療保険やがん保険は治療費など支出の増加に備える商品だけど、就業不能保険は生活費がまかなえないなど収入減にも備えるのが目的なの。日本ではライフネット生命保険が2010年に発売したことをきっかけに、ほかの生保も力を入れていて、認知度が高まっているわ。

 お給料が減ったらもらえるわけじゃないの?

幸子 就業不能保険は病気やケガで入院して医師の治療を受けたり、医師の指示で在宅療養したりするのが給付の条件よ。給与が減るのは関係ないわ。例えば、ケガが原因で元の業務に戻れなくて給与が減っても対象外。失業保険ではないので、会社の業績不振による失業も対象外よ。名称で勘違いしないように注意が必要ね。

 あれ、ほかに似たような商品があったような……。

幸子 就業不能保険が登場する前から、損害保険会社が同じようなリスクに備える所得補償保険という商品を販売していたわ。ちなみに、生保では収入保障保険という商品も販売しているけど、こちらは死亡したり高度障害を負ったりすると年金形式で保険金が受け取れる全く別の商品よ。

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