マネー研究所

七転び八起き

ギリシャ・ショックでパニック売り 後悔し、我慢学ぶ

2018/11/5

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はミランさん(38) 都内のヘルスケア関連企業に勤務。投資家向け広報(IR)や経営企画に携わる。

■2011年~

ミランさん 自分の会社と同じ時期に上場した会社の株価が気になる

勤めていた上場企業から転職を考え、持ち株会を通じて保有していた株式を売却するために証券口座を開設した。ゲームが好きで普段からやっていたので、手始めにカプコン(9697)やスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の株式を購入。値上がりして利益も出たが、ヒット作次第で株価が乱高下するゲーム株は面倒に感じ、投資するならもっと別の銘柄がいいかなと感じた。

■14年~

転職と結婚を機に、ようやく持ち株会で保有していた分を売却。株価が上昇していたので、結婚や転居費用300万円をまかなうことができた。ちょうど国土強靱化が話題となっていたこともあり、ショーボンドホールディングス(1414)など建設関連を中心に10銘柄ほどを保有していたが、15年夏の「ギリシャ・ショック」で株価が一気に下がり、パニックで売ってしまった。結局株価はすぐに戻ったので、もったいないことをしたと後悔している。

■16年~

北の達人コーポレーション(2930)やバルニバービ(3418)など、値動きのいい中小型株や新興株を中心にいろいろな銘柄を手がける。英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票や、トランプ氏が勝利した米大統領選で相場が急変したときはキャッシュのポジションを増やし、大きな損失は避けられた。ただ、その後の株価の推移を見ると、もう少し我慢しておけばとも思う。

■18年~

メーンの投資先を日ごろから接点のある身近な銘柄や、実生活に役立つ銘柄に絞る。最近は自宅の近くに出店しているすかいらーく(3197)やサイゼリヤ(7581)といった外食チェーンの株を保有し、株主優待を使って食事を楽しんでいる。新興株や新規株式公開(IPO)などの情報収集は続けている。今後成長しそうな有望銘柄があれば投資したい。

[日経ヴェリタス2018年10月28日付]

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