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画像はイメージ=PIXTA

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リーダーになるためにはリーダーらしい行動をとらなくてはいけない。経営学におけるリーダー育成の背景にある基本的な考え方ですが、自ら積極的に行動しなくてもリーダーとして活躍できる方法があります。

管理職よりもリーダーを目指す

肩書きとしての管理職に魅力を感じない人も、後輩に慕われ、上司に一目置かれる存在になることの魅力については否定しないでしょう。肩書きではなく実力で周囲の人たちの間で存在感を示す。それはリーダーシップを発揮している状態と言い換えることができます。

リーダーシップを発揮できるようになるためには、私たちはリーダーとしての適切な行動がなんであるかを学びます。

経営学で言えば、条件適合理論などがそれにあたります。対象となる部下の習熟度や、置かれた環境の違いなどにあわせて関わり方を変えていけば、部下は早く成長したり、成果を出せるようになったりするという考え方です。

あるいはそこから発展して、上司が部下に対して関わり方を変えるだけでなく、部下側がまず上司に対する関わり方を変えるとか、同僚同士でも相手の状況を理解した上で適切な行動を選択するという、ピア・リーダーシップという考え方も広がっています。

人は自分を理解してくれて、自分に対して特別な行動をとってくれる人を信頼するものです。だから条件適合理論やピア・リーダーシップなどの考え方にあわせた行動を実践してゆけば、管理職にならなくても、周囲の人たちに認められる存在に成長することができるのです。

けれども、常にリーダーシップを発揮するために周囲の人たちの理解に努め、関わり方も工夫する、となるとこれは大変な作業です。もっと楽にリーダーとして活躍する方法はないのでしょうか?

自分がいつもリーダーである必要はない

年中あらゆる場面においてリーダーであり続けることはとても疲れることです。いついかなる場面でも、ゴールを示し、仕事の進め方を提示し、できていない人をサポートし、やる気が落ちている人のモチベーションを高めていく、ということができるのはおそらくスーパーマンくらいです。

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