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女性管理職が語る

自然体で育てたマスコット 肩肘はらずが良い循環生む セイコーウオッチ取締役常務執行役員 庭崎紀代子氏

2018/11/1

庭崎紀代子・セイコーウオッチ取締役常務執行役員

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。女性管理職が交代で執筆します。今回は、セイコーウオッチ取締役の庭崎紀代子氏。6回目の登場です。

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最近、社外との会議で当社側の出席者は男性より女性が多い場合がしばしばあります。特に広報宣伝やデザイン部門の会議では、当社の出席者全員が女性ということもあり、「女性が生き生きと活躍している会社ですね」と驚かれます。

社内ではプロジェクト内の男女比率で女性が多いことも、役職上女性が上に立つこともごく普通になっていますが、今にして思えば、2001年に自分がジュエリーから腕時計の世界に飛び込んだときはまだいわゆる「男社会」だったのだなと考えさせられます。

男女雇用機会均等法の1期生に対して会社はすべてが実験的で、だからこそ許されたことも数多くありました。ただ、その根底に女性を活用していこうというトップを含めた会社として明快な判断があったことが、女性管理職の育成に大きく寄与していると思います。

部長になったとき、自分では意識していなかったのですが、気張っている様子が感じられたのでしょう、当時の上司に「女性が管理職になるととかく注目される。でも、必要以上にこうあらねばならぬ、と思わなくてもいいんだよ」と声をかけられました。自分の中で張っていたものがふとほぐれ、「背伸びする必要はない。自分らしくやっていけばよいのだ」ととても楽な気持ちになることができました。

理解ある上司に恵まれたことで「自分が面白いと感じたことは、他の人もきっと面白いと感じるに違いない、だから提案してみよう」と、社内で今まで誰もやっていなかったことを私は次々に実践してきました。

レディースウオッチ「ルキア」のマスコットの赤いクマ「ルキベア」は、当初、取扱説明書で電波の受信などの機能をわかりやすく説明するためのイラストでした。真っ赤なクマは実にかわいらしく、このクマがSNS(交流サイト)をもっていたら楽しいだろうな、と「ルキベア」くんが5歳のクマの言葉でユーザーに語りかけるフェイスブックを開設、海外からも問い合わせをいただく人気者に育ちました。

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