「サクサク」で「ふわふわ」なパンを焼き上げるトースターが大ヒットするなど、革新的な家電を次々と発売しているベンチャー企業のバルミューダ(東京都武蔵野市)が、今度は「デスクライト」で、また新しい形の商品を生み出しました。
新しいデスクライトの特徴は、手元に「影」ができないこと。従来のライトだと角度によっては自分の頭や手の影ができてしまうことがありましたが、このライトは手をかざしても影ができません。
この技術、実は手術用の照明からヒントを得ました。手術用の照明はたくさんの光源があるにもかかわらず、手元に影ができにくい作りになっています。その秘密は、LEDライトをおわん型のミラーに向けて逆向きに取り付けているのです。バルミューダのライトも仕組みは同じです。3つのLEDライトを逆向きにつけていますが、手術用と違うのは、ミラーが貝殻の形をしていることです。こうすることで、手元の広い範囲を明るく照らす革新的なライトが誕生しました。
価格は3万9960円(税込み)。光源にはブルーライトを抑えた太陽光LEDを採用しました。実はこの商品、ターゲットは子どもだそうです。「どんどん視力の悪い子が増えている。原因は諸説あるが喜ばしいことではない。自分も親として何かできればと思ってやっている」とバルミューダの寺尾玄社長は話します。
※この映像と記事は「WBS」(9月6日放送)の内容を再構成したものです。(C)テレビ東京
[PlusParavi(プラスパラビ) 2018年10月1日付記事を再構成]
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