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お笑い芸人に学ぶ「愛され対話術」

笑いもPDCAがある 元芸人に学ぶアイスブレイク術 人材研修コンサルタント 中北朋宏氏

2018/10/27

■一流の芸人は「2度目のオチ」まで用意する

特に一流のお笑い芸人さんが秀逸なのは、「1度目のオチ」だけではなく「2度目のオチ」まで用意し、そもそもすべらないように構造化しているところなのです。例えば、同じ話を少し変えて2つのパターンでご紹介します。「こする」についてもご確認いただけると思います。

【トーク例(1)】

枕詞:体重160キロの先輩の話なんですが、

ディテール(フリ):本当に大きいので駅で階段を上っているだけで、

オチ:ヨボヨボのおばあちゃんに「上手に上れたね」と褒められるんです。

2度目のオチ:あなただけには言われたくないよ、と思ったらしいです。

【トーク例(2)】

枕詞:体重160キロの先輩の話なんですが、

ディテール(フリ):ちょうど電車の座席2席分の体格なんです。本当に大きいので駅で階段を上っているだけで、

オチ:ヨボヨボのおばあちゃんに「上手に上れたね」と褒められるんです。

2度目のオチ:満員電車に乗っているだけで周囲がざわつくので、念のため切符を2枚買って印籠みたいに見せるんです。

ディテール(フリ)→オチで使用されている言葉が少しずつ違うのがご理解いただけますでしょうか。トークができる所要時間や笑いの量によって、同じテーマを変化させています。その中で、最も笑いが起こるトークへとブラッシュアップし続け、トークをすべらない話へと作り込んでいくのです。

また、お笑い芸人の特徴によって、ディテール(フリ)やオチに当てはめる言葉が変化します。例えば、効果音を入れて話をするお笑い芸人をご覧になったことがありますよね。

ぜひ一度、自分が持っている自信のある話を、すべらない話の構造に当てはめて「こすって」みて下さい。今までの話が、劇的に変化します。そうすれば、必ずアイスブレイクで狙い通り、笑いが取れるようになります。ぜひ、お試しあれ!

次回も、お楽しみに~。

中北朋宏
浅井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動。トリオを解散後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、制度設計や採用などを担当。2018年に人材研修コンサルティングなどを手掛ける株式会社 俺を設立し、社長就任。

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