笑いもPDCAがある 元芸人に学ぶアイスブレイク術人材研修コンサルタント 中北朋宏氏

イメージが湧かない人のために、お笑い芸人がテレビでもよく使っている言葉に変換すると、「フリ」「オチ」となります。ここで大事なのは、フリとオチは必ずセットで使用されるということです。

図2

よくある失敗例として、講演会や研修のあいさつなどで、話を聞いている方の反応が悪いと「今、笑うところですよ」と伝え、話を聞いている方々が気をつかって笑い出すといった場面を見かけます。私はこの事象を「笑いのカツアゲ」と呼んでいます。

なぜそのような事象が起こるかというと、フリがないのにオチを言っているからです。誰もオチだと気づかないから笑わないのです。

では、どのようにフリとオチを活用すればよいのでしょうか?

お笑い芸人のすべらない話の構造

図3

実践的にどのように話すと笑いが生まれるのかをお伝えするために、お笑い芸人のすべらない話の構造をご紹介します。

図3をご覧ください。

「枕詞」→「ディテール(フリ)」→「オチ」→「2度目オチ」

お笑い芸人はこの構造に沿って何度も「ディテール」を変えたり、「オチ」を変えたりして、ベストなシナリオを導き出していきます。図でいえば、青い部分がベストの組み合わせです。この行為をお笑い芸人の世界では「こする」といいます。これが、ビジネスの世界でいうPDCAとなります。

では、具体的にこの構造をご説明します。

枕詞:クスッと笑える話のタイトルを付ける

ディテール(フリ):登場人物が具体的にどんな人物なのかイメージできるようにする

オチ:登場人物のイメージとは正反対のことを持ってくる

2度目オチ:1度目のオチで笑いが少ない時のためにもう1つ用意しておく

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