北川景子さん 絶対的な「パートナー力」でさらに輝く

ビジネスの世界においては、業務を共にする相棒(パートナー)や同僚、上司、先輩など、私たちの周囲には多くの人脈が存在します。

ビジネスパーソンとして成長していく上では常に善意で見守ってくれる存在を早めに見つけることが大切です。

そういう人は必ず、自分にとって喜ばしいことがあったときに一緒に喜んでくれる、本当に困ったときに手を貸してくれる存在です。

人は悲しいことや落ち込んでいるときにサポートしてくれる人のことを頼りがちです。やさしい気持ちはありがたいものですが、同じ人が自分が成功したときに一緒に喜んでくれるとは限りません。落ちているときに近づいてくる人の中には、その人自身が優越感を味わいたいがために話を聞いてくれるケースも少なからずあるからです。善意の人であれば、自分が成功したときにも一緒に喜んでくれ、共感してくれるはずなのです。

困っているときに助けてくれる人はいるか

また、落ち込んでいるときと困っているときというのは別物です。落ち込んでいるというのは、ほとんどがすでに起こってしまった事実について抱く気持ちや状態ですが、困っているというのは、これから障壁に立ち向かっていかなくてはならないときがほとんどです。これから立ち向かうというときに寄り添ってくれるのは、一緒に進んでいこうとする姿勢の現れでもあります。

ただ、そうした存在を見つけようにも、残念ながら、特に若手の段階では、周囲にサポートしてくれる存在がすぐに見つからないという場合もあるかもしれません。

そういう環境ではまず周囲に振り回されることのない自分自身の軸を養うことをお勧めします。それは物事を見極める目と言っても良いのかもしれません。

北川さんは『フェイクニュース』の試写会後の記者会見で、「私は早くからフェイクニュースというものがあるということも身をもって知っていましたし、私自身、非常に慎重な性格で、マスメディアの報道とか情報というものには必ず偏りがある、と認識している人間です。(中略)目にした情報をうのみにしないことと、聞き比べてみるとか見比べてみて、どこが報じていることが一番真実に近いのかということを、取捨選択して見極める目を持つことが大切なのかなと思います」と語っていました。ビジネスシーンにおいても目や耳にした情報をそのまま受信して処理しているだけでは、周囲からの信頼や安心感を得ることはできません。

見極める目を磨く努力

北川さんが語るように、能動的に精査した上で取捨選択し、何がベストであり、どうしたらベストに近づけるのかを見極める目を持つことが大切であり、その努力を続けていくことで実力というものが身につくようになるのではないでしょうか。

そうした作業を続けていくうちに、最初は孤軍奮闘していても、次第に内部、外部問わず、よき理解者や賛同者が現れてくるものです。

私自身、これまで様々な職種の2000人超の方々を取材してきましたが、20代から30代前半くらいまでは孤軍奮闘する境遇にあっても、その環境を嘆くことだけに執着せずに、自ら能動的な思考を持ちつつ前進してきた方々は、その後によき理解者やパートナーとの出会いや人脈を得て、実力を発揮する道を開いています。

サポートしてくれる存在を得るために、まずは自身の物事や人を見極める目を養い、受動的でない能動的な思考と行動で進んでいく姿勢が大切なのだと思います。

鈴木ともみ
経済キャスター、ファイナンシャル・プランナー。日本記者クラブ会員。多様性キャリア研究所副所長。TV、ラジオ、各種シンポジウムへの出演の他、雑誌やWeb(ニュースサイト)にてコラムを連載。主な著書に『デフレ脳からインフレ脳へ』(集英社刊)。株式市況番組『東京マーケットワイド』(東京MX・三重TV・ストックボイス)キャスターとしても活動中。
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