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ユニークToDoメモ続々 作業完了のチェックにも個性

納富廉邦のステーショナリー進化形

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NIKKEI STYLE

これからやらなくてはならないこと(タスク)をメモとして残す「ToDoメモ」に、さまざまな新製品が登場している。メモの仕方だけでなく、仕事を終えたことを示すチェックの方法にも個性が見られるのも面白い。さまざまな文具を見続けた納富廉邦氏が最新「ToDoメモ」を紹介する。

◇  ◇  ◇

このところ、様々なメーカーが「ToDoメモ」を発売している。

ToDoメモとは、チェックリストを簡単に作ることができるメモで、製品としては決して新しいものではない。ただ最近になって、工夫を凝らしたToDoメモが次々と登場しているのだ。

かつてビジネスの現場の多くで、ToDoメモの役割は付箋が担っていた。「14時、××さんに電話」とか「×日、書類提出」といった、しなければならないことを書いた付箋が、パソコンのモニターに貼られている風景は、少し前まで普通に見られるものだった。しかし、パソコンのモニターが液晶になり、ノートパソコンになり、モニターの額縁部分はどんどん狭くなって、付箋を貼る場所はなくなってしまった。

同じことは手帳にもいえる。手帳はスケジュール管理が中心になって、やらなければならないことを書いておく場所が少なくなってしまったのだ。

その一方で、仕事が複雑になるにつれ、ToDoメモも重要性を増している。「書き出してリスト化することで、仕事の優先順位を考えることができて、効率化につながる」「その日一日に済ませるべきタスクを書き出し、終わったものからチェックを入れていくことで、うっかり忘れを防ぐと同時に達成感も得る」など、ToDoメモが仕事になくてはならないという人も多い。

もちろん、従来の「買い物メモ」や「旅行前のチェックリスト」のような使い方も、メモやノートなどの手書きのアイテムの流行とともに、需要は確実に増えている。

スマートフォン(スマホ)にもToDo機能を持つアプリはいくつもある。だが、ToDoはスマホで管理するよりも手書きのほうが一覧しやすく、管理も楽だ。ToDoメモが活躍する場が増えている今、多くの人が手書きの便利さに気づいたことが、現在のToDoメモ隆盛を生み出しているのだろう。

ToDoメモの使い方は一人ひとりで違うので、誰にでも合う製品というのは存在しない。そこで今回は独自のアイデアを持つToDoメモを紹介する。

28個のタスク欄/「TO DO LIST/モノトーン」

昔ながらのToDoメモとしては、A FLOATING LIFEの「TO DO LIST/モノトーン」(50枚入り、税別780円)が使いやすい。

 まるで、レストランの伝票のようなスタイルで、そこにタイトル欄、チェックボックス付きのタスク欄、備考欄がある。案件ごとに、日付ごとに、やらなければならない項目を書いていって、終わった項目にはチェックを付けるという、シンプルながらToDoリスト本来の役割をしっかりと果たすメモだ。

項目が多くなりがちのToDoメモなので、タスク欄が28個あって縦長なのがありがたい。持ち歩きやすく参照しやすいので、買い物メモにも便利なのだ。

マステで自作/「ToDoマスキングテープ」

もっとシンプルにToDoを管理したいなら、icco nicoの「ToDoマスキングテープ」を使うという手もある。

マスキングテープにチェックボックスが印刷されている製品で、ノートなどに貼れば、簡単にToDoメモを作ることができる。

例えば、縦長でお買い物メモとしての人気が高いロディアのブロックメモ「No.08」に、この「ToDoマスキングテープ」を貼れば、それだけで、扱いやすいToDoメモができあがる。ロディアのケイ線が邪魔なら、好きな無ケイのメモに貼ってもいいし、周囲にメモが書けるように、A5サイズくらいのノートに貼るのも良い。縦書きToDoメモも簡単に作ることができる。シンプルな製品だが、幅広く使えるのだ。

マスキングテープだから、貼り直しできるのも、不器用な筆者にはうれしい。チェックボックスのサイズが、5mm、3.7mm、3mmとそろっているのも実用的だ。シンプルな「エンピツ」やカラフルな「カラーグラデーション」などがある(TODOエンピツ5mmは税込345円、TODOカラーグラデーション5mmは税込432円)。

破ってタスク完了/「SHURITTO」

ToDoメモを使うメリットの一つとして、チェックすることで一仕事終えたことをハッキリさせる気持ち良さがある。チェックが増えていくのが、とてもうれしいのだ。その快感を強烈に感じられるのが、カミテリアの「SHURITTO(シュリット)」(10枚入り、税別350円)。

ポケットサイズの用紙にToDoを書く欄が9行。タスクが終わったら、その行の端に筆記具を差し込んで、シュッとその行を破ってしまうのだ。

この時の、紙が破れる感触が何とも心地よく、「終わったーっ」という気分にさせてくれる。「シュリッ」と破りたいためにタスクを頑張るという効果があると思えるほどの気持ち良さ。メーカーによると、「大掃除で障子を破る楽しさ」がこの製品を生み出すヒントになったという。

折り曲げてタスク完了/「orissi」

タスクが終わったことをチェックするスタイルが独特な製品もある。

神戸派計画の「orissi(オリッシィ)」(60枚、税別360円)は、左端がギザギザにカットされたメモ帳。メモにタスクを書いて、終了したら、左の尖った部分を折り曲げれば、それがタスク完了ということになる。

 タスクの完了チェックに筆記具が要らないのが特長。いちいち、ペンでチェックマークを入れなくても良いので、買い物メモなどに最適。折り曲げるだけだから、終わったと思ったけれど終わってなかったときなど、すぐに「終わっていない状態」に戻すことができるのもありがたい。何といっても、このまま普通にメモ帳としても使えるシンプルな構造が良いのだ。

緑の「ランプ点灯」/「SURUKOTO」

tabieの「SURUKOTO(スルコト)」(50枚、税別460円)も、タスクチェックを紙の端を折って行うToDoメモなのだけれど、その折る部分に一工夫しているのが特長。

「オリッシィ」とは反対の右端がギザギザになっているのだが、この右端の尖った部分を内側に向けて折ると、リストの右端に緑色の丸が現れる。まるで、タスク完了の合図として緑のランプがついたような感じだ。この「終わった感」の強さは、「シュリット」と並ぶほどで、とても気持ちが良い。

折っているだけなので、未了状態に戻すのも簡単。しかも、1行ごとに切り離すことができるので、タスクの数に合わせて切り離して持ち歩いたり、下から書いて終わったタスクから切り離すと下から新しいタスクリストが出てくるといった使い方もできる。

tabieはマルモ印刷が展開する「旅」をテーマにしたブランド。旅行前のチェックリストを作っておけば何度も繰り返し使えるし、人数に合わせて切り離して使うこともできるのでお土産リストなどにも便利と、プライベートの旅行や出張などでも活躍するToDoメモになっている。

付箋でToDo管理/「ふせんを使うToDoボード<B6>」

昔ながらの付箋を使うToDo管理とToDoメモを組み合わせたような製品もある。カンミ堂の「ふせんを使うToDoボード<B6>」(付箋231枚入り、税別1400円)だ。

B6判のボードが「今日やること」「今週やること」「今月やること」の3列に分かれているので、そこにタスクを書いた付箋を貼っていくというスタイル。

付箋がボードに内蔵できるオールインワンタイプなので、さっと書いて貼ることができる。タスクの優先順位をどんどん入れ替えることができるので、臨機応変にワークスタイルを切り替えられるのが何よりのメリット。「はがせばタスク終了」という分かりやすさは、付箋ならでは。サイズはB6と一回り小さいA6サイズも用意されているし、付箋がなくなっても別途購入できる。

◇  ◇  ◇

今回、紹介したもの以外にも、ToDoメモはまだまだ色々ある。ToDo管理というのは、そのまま仕事のスタイルに直結するものだから、個性豊かな製品がいろいろ出てくるのはとてもうれしいことだ。自分に合うメモを見つけるのも楽しい作業だろう。

納富廉邦
 佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人カバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

納富廉邦のステーショナリー進化形(メモ関連)
 不況が生んだメモ帳の群雄割拠 仕掛けや素材も多様に
 書きやすさ追求 写真で見るキャンパスノートの進化
 クオバディスとほぼ日、手帳好き日本人が支持する理由

(写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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