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ヒットを狙え

ZOZOSUITは使える? プロのテーラーが測定し検証

日経トレンディ

2018/11/15

専用スーツで簡単に体形サイズを計測できる
日経トレンディ

「もうサイズ選びで悩むことがなくなる」。ファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZO(ゾゾ、旧スタートトゥデイ)は、そんな強気のうたい文句で体型サイズを測れるウエア「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」を発表。その計測技術を武器に、オーダーメードのプライベートブランドシリーズ「ZOZO」を本格導入した。今回は、ZOZOのサイズ測定と新サービスがどれくらい使えるのかを検証した。

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ファッションの専業ECでは、ZOZOTOWNが抜きん出ている。多くの企業やブランドが出店する「モール型ECサイト」として04年にスタートすると、「リアル店舗でしか購入できなかった多数の有名ブランドの誘致に成功した」(ファッションECに詳しいビジョナリーホールディングスの川添隆氏)ことで躍進。18年7月には、ファストファッション国内大手「しまむら」も参戦するなど、人気ブランドから低価格業態まで幅広くカバーし、今や6800ブランド超、常時65万点以上のアイテムをそろえる一大プラットフォームに成長した。多くの商品でサイズをサイト向けに計測して表記を統一するなど、使い勝手の良さも人気の理由だ。

ZOZOはさらにZOZOSUITの計測技術を武器に、オーダーメードのプライベートブランド(PB)シリーズ「ZOZO」を本格導入。大量の型から最適なものを選ぶパターンオーダーのTシャツは、税込み1200円から買える手ごろさが売りだ。さらに、パターンオーダーのデニムパンツも同3800円と破格。一点一点型を作るカスタムオーダーのビジネススーツまで展開する。

■SUITで2人を測定すると…

専用の水玉ウエアを着て、スマホのカメラで12枚の写真を撮ると体形サイズが瞬時にわかる「ZOZOSUIT」。正確に計測できているのか、体形の異なる男性モデル2人で実際に試し、オーダーメードスーツを手がけるプロのテーラーによる計測と比べてみた。

ZOZOSUITで測ったものが上段の数字だ。対して、その下の数字がテーラーが手で測ったもの。結果から言うと、その差は全体的に小さかった。

2人のモデルの体形サイズをZOZO SUITで計測し、プロが測ったものと比較。結果、171cm男性では差が平均1cm未満に。186cm男性でも平均1.2cm程度に収まった。ただ、長身男性のヒップなど4cm以上の差が出た部位もあった

身長171cmの男性モデルでは、人の手による計測との差は18カ所のポイントを平均すると1cm以下になり、どこでも差は2cm以下に収まっていた。186cmの男性モデルでも、平均の差は1.2cm程度だった。ただ、後者の長身男性の場合、差が大きく出た部分もあり、特にヒップは4cm以上もテーラーの数値と異なる結果に。ZOZOSUITは、計測を繰り返すと1~2cmほど計測結果が変わるケースもあったため、着用方法などをしっかり確認するのが肝要だ。

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