調理中にキッチンを離れても料理ができる「ほったらかし電気調理家電」が話題だ。中でも電気調理鍋は好調で、2015年に発売されたシャープの「ヘルシオ ホットクック」は3年で累計販売台数が10万台を突破。各社からも個性的な製品が登場している。
電気調理鍋には高温・高圧により短時間で調理できるもの、食材本来の風味を生かした「無水調理」ができるものなどさまざまなタイプがあるが、いずれも材料や調味料を入れるだけで、自動で本格的な料理が作れる点は共通。料理をする時間がなかなかとれない単身者や共働き世帯の購入が増えているという。今回は、そんな電気調理鍋を5つ紹介しよう。
シャープ「ヘルシオ ホットクック」 IoTでレシピも進化

シャープの「ヘルシオ ホットクック」は、無水調理を得意とする電気調理鍋。自動メニューを豊富に搭載し、メニューに合わせて最適なタイミングで具材をかき混ぜる「まぜ技ユニット」を搭載するのが、他にはない特徴だ。
カレーを作る場合、一般的な電気調理鍋は、調理の終盤に一度ふたを開け、カレールーを入れて自分で混ぜる必要があるが、ホットクックはまぜ技ユニットがカレールーもかき混ぜるため、最後まで「ほったらかし」で任せられる。
また予約機能も搭載しており、朝具材をセットしておけば、帰宅してすぐに温かい出来たての料理を食べることもできる。
1.6L(2~4人用)と2.4L(2~6人用)があるが、2018年7月には1.6L(2~4人用)の少人数世帯向けモデルに、2.4Lと同様に、無線LANを搭載した「KN-HW16D」を発表。シャープ独自の「AIoTクラウドサービス」に接続することで、AI(人工知能)が材料と作り方を画面と音声で知らせたり、新しいメニューがダウンロードできたりと利便性が増す。
メニュー集に掲載されたレシピは、自動メニュー126、手動メニュー19。手動調理の際は、火加減3段階、混ぜ方4段階の設定ができるなど、料理上級者のニーズにも応える。
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