プログラミング思考 ボードゲームで楽しく育てる

メーカーが定めた対象年齢は3歳以上だが、それ以前の子どもでも、積み木のようにブロックで動物の形を作ったりして遊べる。また、8×8のマス目に交互にブロックを置いていき、はみ出したら負けというような二人遊びもできる。実際にプレーしてみて、子どものプログラミング教育だけでなく、大人の脳トレとしても楽しめるゲームだと感じた。

積み木のように重ねてみたり、動物の形を作ってみたりしても遊べる。木の感触を味わいながら、のんびり楽しむのもあり

プログラミングをカードに置き換え

ALGOGLA(アルゴグラ)
販売:スイッチオン
対象年齢:8歳~
価格:4838円
プレーヤーは、手元にカードを並べて自分のコマの動きを指定する。プログラミングできたら、左から1枚ずつ実行していく。この例では「右を向いた後、(1歩進んで左を向く)を3回繰り返す」と指定している

スイッチオンが販売するALGOGLAは、カードを並べてスプライト(コマ)を動かし、ボード上のトークン(メダル)を集めるゲームだ。今回紹介した3つの中で唯一の国産ゲームでもある。

「前へ進む」「右へ回る」などコマの動きを指定するカードと、「カッコで囲った部分を繰り返す」といった制御を指定するカードを組み合わせて並べ、順番にその指示に従うことでコマを動かしていく。ただし、ボードの上には壁があって、壁にぶつかったコマはそれ以上進むことができず、次のカードの指示に進む。ほかのプレーヤーのスプライトにぶつかった場合も同様だ。

プレーヤーは配られた手札から不要なカードを捨てて山札から補充し、自分の前にカードを並べて一連の指示を作る。並べ終わったら「RUN(ラン)」と宣言して、1枚ずつカードに書かれた指示に従ってコマを動かしていく。

このように指示を並べてスプライトを動かす方法は、子ども向けのプログラミング言語の「Scratch(スクラッチ)」に近い。Scratchの場合は、画面上で動きを指示するブロックを並べることでプログラミングを行うのだが、基本的な考え方はほとんど変わらない。「順番に実行する」(プロシージャ)、「処理を繰り返す」(ループ)、「条件によって処理を変える」(条件分岐)というプログラムの基本を、ALGOGLAで遊びながら学ぶことができるだろう。

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手を動かしプログラミング構造を理解
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