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面接官は相手の対応を見るためにあえて困る質問をぶつけることも。写真はイメージ=PIXTA

面接官は相手の対応を見るためにあえて困る質問をぶつけることも。写真はイメージ=PIXTA

採用面接において、これまでの経歴で「なるべく触れられたくないことが1つ、2つある」という方は少なくないと思います。面接の場でキャリアや志望動機は堂々と答えられても、「それを聞かれるとツライ」という質問をぶつけられると、冷静さを失い、ぎこちない受け答えになってしまうことも。今回は、転職の面接で「聞かれると困る質問」を上手に乗り切るコツをお伝えします。

「困る質問」の受け止め方を心得ておく

採用面接の場では、これまでの職務経験や身に付けたスキル、その会社を志望した理由、その会社で取り組みたい仕事などを中心に質疑応答が行われます。そして、その過程では、「それを聞かれると正直に答えにくい」「そこを突っ込まれるとツライ」というような質問を受けることもあります。

例えば、「転職回数が多いですね」「以前勤務した会社での在籍期間が短いですね」「職歴がバラバラですね」「ブランクがありますね」など。また、「大きな失敗の経験は?」「あなたの短所は?」といった予期せぬ質問を受けて、相手の意図がつかめず戸惑ってしまうようなこともあるはずです。

どんな質問を「困る」「ツライ」と感じるかは、事情によって人それぞれですが、受け止め方や対処法という点でのOKかNGかのポイントは大体共通しています。基本の心がけを7つにまとめてみました。

●「責められている」「批判されている」と思わない

自分自身が後ろめたさを感じていると、「責められている」「批判されている」と捉え、萎縮してしまうことがあります。しかし、面接している相手からすると、批判的な気持ちではなく、「この経歴が引っかかるので、もやもやを解消したい」「懸念を払拭したい」という「見えない・わからない」からこその不安な気持ちから聞いていることがほとんどです。

過去の事情を正直に話すとネガティブになってしまう質問でも、「それを経てポジティブな現在がある」という話に帰結させれば、相手の懸念や不安は払しょくできるはずです。

●予期せぬ質問には、沈黙せずワンクッション置く

「えっ、なぜそんなことを聞くんだろう」と、一瞬パニックに陥ってしまうような質問を投げかけられることもあります。面接官が好奇心から知りたいだけのケースもありますが、コミュニケーションスキルをチェックする一手段として「切り返し方」を見ていることも少なくありません。営業やコンサルタント、カスタマーサポートなど、顧客との折衝が必要なポジションであれば、突発的な対応力を確かめようとすることもあります。

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