青色鮮やかなバタフライピー 飲料で楽しみ美肌効果も

タイ料理店で味わうフォトジェニックなレモンサワー

バタフライピーティーは独特の見た目に反し、クセがなく、味や香りもほとんど感じられないため(人によってはほのかな酸味や豆っぽい香りを感じることも)、合わせる食材によってさまざまなアレンジが楽しめるのも特徴的。ここからは、飲食店やメーカーが提案するバタフライピーの味わい方を紹介していきます。

今年4月にオープンしたタイ料理店「クルンサイアムGEMS神宮前店」(東京・渋谷)では、濃く煮出して冷ましたバタフライピーティーを使った「タイレモンサワー」を提供。一緒に添えられているレモンを絞り入れると、グラスの中身はやや紫がかった青から赤みのある紫へと変化します。

左:クルンサイアムGEMS神宮前店の「タイレモンサワー」(650円・税込み)、右:レモン果汁を入れると赤みがかった紫色に変化

味は一般的なレモンサワーと同様さっぱりとしたレモンの風味で、「スパイシーなタイ料理とぴったりです」と話すのは、クルンサイアムを運営するスースーチャイヨーの木下明香さん。オーダーする客層は幅広く、やはり写真を撮っている姿を多く見るのだそう。

木下さんによると、タイ現地ではカラフルに着色したスイーツが人気で、その着色料としてもバタフライピーが用いられるといいます。原産地であるタイでも、バタフライピーのフォトジェニックな見た目が愛されているようです。

リキュールを使ってオリジナルカクテルにチャレンジ

酒造会社北岡本店(奈良県吉野町)では、清酒のほか、果物やハーブを使ったさまざまなリキュールを取り扱っています。今年7月から販売を開始したのが「アンチャン・バタフライピー・ブルーキュラソー」です。「アンチャン」とは、タイ語でバタフライピーのこと。

北岡本店「アンチャン・バタフライピー・ブルーキュラソー」(1512円・税込み)

「アルコールにタイ産のバタフライピーを浸し、香味成分を抽出し、ブルーキュラソー風に仕上げるためオレンジの香料と糖類を加えたシンプルな製法で仕上げています」と話すのは、北岡本店オンラインショップ販売担当者の辻二郎さん。シンガポールで女性が青いお茶を飲んでいるのを見たことで興味を持ったことがきっかけで、さらにバタフライピーが持つアンチエイジング効果にも注目したことから、商品開発に至ったといいます。

おすすめの飲み方は、グラスに氷、リキュール約20ml、ソーダ水をお好みの量注いだ「アンチャン・ソーダ」。そして定番のジントニックにリキュールを少量加えた「アンチャン・ジントニック」とのこと。ソーダにはレモンやグレープフルーツ、ジントニックにはライムをそれぞれ最後に絞り入れることで、バタフライピーならではの色の変化が楽しめます。リキュールは奈良にある北岡本店本社の蔵元直売所や、オンラインショップで購入できます。

コンビニで買えるバタフライピーティー 冬はホットでも

東京都市部を中心に展開しているコンビニエンスストア・チェーン「ナチュラルローソン」では、今年4月から「バタフライピーティー レモン&ミント」の販売を開始。さらに同年8月には第2弾商品「バタフライピーティー パッションフルーツ&ライム」が発売されました。

左:ナチュラルローソン「バタフライピーティー レモン&ミント」、右:「バタフライピーティー パッションフルーツ&ライム」(いずれも194円・税込み)

ローソン商品本部ナチュラルローソン商品部の谷山亜季さんは「酸性の食材を加えることで色の変化を楽しめることから、『SNS映え』トレンドにより、流行に敏感な20~30代の女性をターゲットにしました」と商品開発の背景を語ります。その狙いどおり、発売後は写真に「レモン果汁で色が変わる」といった特徴も添えてSNSに多数アップされたといいます。

「レモン&ミント」は爽やかな香りでスーッとした後味、「パッションフルーツ&ライム」はトロピカルな香りが特徴。また、容器を移し替えて電子レンジなどで温めればホットドリンクとしても味わえるそう。「ホットにするとより香りを楽しんでいただけます」(谷山さん)とのことなので、寒い季節もおいしくいただけそうです。