保温力にかけて右に出るモノがない素材、それがダウンだ。そのダウンを充填したアウターは防寒着の王道であり、暖かいのは当たり前。それだけに、用途別の+〇〇を重視して選ぶのが大人の賢い選択と言えよう。
タフさ、高級感などに応じて選んでみた。
【+スマートさ】
「ダウン=モコモコ」の常識を覆した“シンダウン”
羽毛が偏らないから、デザインが自由自在
モコモコしてて、某タイヤメーカーのマスコットみたい……。そんなダウンアウターの既成概念を覆すのが、「シンダウン」と呼ばれる最新素材。こちらは、ダウンをシート状に加工することで、内部での偏りや噴き出しを抑えつつ、薄手ながら高い保温性を実現したものだ。またさまざまな形状にカットできるため、スマートなデザインにも対応する。暖かさを求めつつも見た目&シルエットを重視するならシンダウン。これが今後の新常識になる。
■ESTNATION/エストネーション
話題のシンダウンを採用したステンカラーコート。そのため羽毛の偏りを防ぐステッチを省略できるので、ご覧の通りすっきりとしたデザインに。化繊の中綿と違い、薄い質感でも確かな保温力だ。 5万6000円(エストネーション)
■MACKINTOSH LONDON/マッキントッシュ ロンドン
バルカラーデザインに着脱可能なフードを付けた一着。すっきりとしたデザインに仕上がっているのはもちろん、シンダウンを採用しているから。スマートな見た目と軽さを両立している。 8万9000円(SANYO SHOKAI)