懐かしいのに新しい 昭和の雰囲気漂うレトロ文具
小さい頃によく使っていた文房具。昭和の雰囲気が漂うペンやノートは、今思い返してもどこか懐かしくノスタルジックな気分にさせてくれます。昔どこかで見かけたことがあるような、懐かしくもあり、でもどこか新しい「レトロ文具」がひそかなブームになっています。
昨年から今年にかけて、10代・20代を中心に「昭和レトロ」がトレンドになっているのはご存じでしょうか? 実は文具の世界にも、レトロをモチーフにしたデザイン文具が新しく登場しています。今回は、懐かしさの中に新鮮味があるオシャレでかわいい「レトロ文具」をご紹介しましょう。
レトロな雰囲気がたまらない「ニューレトロ」シリーズ
レトロな色合いやモチーフをデザインに取り入れた、どこか懐かしくて思わずほっこりする文具シリーズが、ハイタイドの「ニューレトロ」シリーズです。
「ニューレトロシリーズ」はペン・財布・スマホケースなどさまざまな種類がありますが、今回はその中から二つのアイテムをご紹介します。
まず一つ目は、「ニューレトロ ペンケース(鳥)」です。カラーはブラック・ブラウン・レッド・ネイビーの全4色で値段は1300円(税抜)です。
「ニューレトロ ペンケース(鳥)」は、スリムなL字ファスナー式のペンケース。口が大きく開くので中身も取り出しやすいのがポイントです。
見た目には薄型ですが、ペンは8~10本程度収納できるので収納力も抜群。移動や持ち運びにもってこいのペンケースです。
雰囲気漂う 手のひらサイズのビンテージ風メモ
続いてご紹介するのは、「ニューレトロ メモ帳(鉛筆付き)」。昔懐かしいデザインが特徴の、コンパクトなメモ帳です。
表紙に「MEMO」の文字とイラストが箔押しされています。サイズは手のひらサイズで高さ11.7×幅7.8×奥行き1.0cm。カラーはレッド・グリーン・ブルーの3色で、値段は各850円(税抜)です。
メモ帳自体に鉛筆を収納できるよう、背の部分には紙パーツで丸穴が設けられています。丸穴の中にはかわいらしい細身の鉛筆が1本付属しています。
鉛筆ひもはそれぞれ、本体カラーによって異なります。鉛筆ひもがあることで、使うときに出し入れがしやすく、目的のページに挟んでおくことでしおり代わりとしても使えます。
メモページは7mmのケイ線になっており、それぞれページの角に日付を書き込むことができます。持ち運びに便利な手のひらサイズなので簡易メモにおすすめです。他にも備忘録や一言日記などにも使えますよ。
「サンドイッチレター」で気持ちをサンド
レトロな雰囲気がたまらない、素朴で懐かしいパンをモチーフに作った紙雑貨が古川紙工の「紙製パン」シリーズ。紙でできたパンモチーフのアイテムは、かわいらしくユーモアにあふれていて今注目が集まっています。
その中でもおすすめなのが、「サンドイッチレター」です。サンドイッチの形をしたレターセットで、種類はたまごサンド・フルーツサンド・カツサンド・サラダサンドの全4種類。値段は各380円(税抜)です。
「サンドイッチレター」はひし形のレターセットになっていて、二つに折り畳むことでサンドイッチの形になります。開いた部分にメッセージを書き込むことができます。
それぞれ便箋6枚・封筒3枚付き。手紙だけではなく、一言メッセージとしても使えます。いろいろな種類のサンドイッチを組み合わせて使うとさらにかわいらしい印象に。ぜひ、気持ちをサンドして送ってみてはいかがでしょうか?
ビンテージカラーがかわいい「サラサドライ ブラウンシリーズ」
サラサラとした書き心地で人気のゼブラ「サラサ」シリーズ。その中で特に速乾性が高いのが、ドライジェルボールペン「サラサドライ」です。
働く女性向けのビンテージ風雑貨をイメージした「サラサドライ ブラウンシリーズ」が数量限定で登場しました。軸のカラーはトリコロール・パステルピンク・パステルブルー・ミントショコラ・ブルーグレーの全5種類。インク色はすべて黒でペンの太さは0.4mで、値段は各150円(税抜)です。
「サラサドライ」は軸色が黒・青・赤などシンプルなものが多いのですが、今回発売された「サラサドライ ブラウンシリーズ」はトリコロール柄などオシャレでかわいらしいデザインが特徴です。
「サラサドライ」は超速乾のボールペン。文字を書いた後にすぐ消しゴムをかけても書いた線がにじまないのが特徴です。左右比べてみてもその差は歴然。手で文字をこすってしまい汚れが気になる……といった方にもってこいの1本です。
レトロかわいい「サラサクリップ ビンテージカラー」もおすすめです。アイボリークリップと軸のツートンカラーが特徴で、軸の色はレッドブラック・ブラウングレー・グリーンブラック・ブルーグレー・ダークブルーの5種類。値段は各100円(税抜)とお求めやすい価格なので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
身の回りの収納に便利 レトロかわいい「お道具箱」
小学校の頃に使っていたお道具箱。どことなく懐かしいデザインで、大人も使えるようにアレンジされたアイテムがHako de Kitの「ますこえりおどうぐばこ」です。
人気イラストレーターますこえりさんがデザインした「おどうぐばこ」。蓋には金の箔押しがされています。種類は「なわとび(きいろ)」と「たいそう(グレー)」の2種類で、値段は2000円(税抜)。
箱の内側には、かわいらしい絵柄のパターンが印刷されています。「たいそう(グレー)」には、体操している小学生のイラストが描かれています。
大きさはA5サイズなので、身の回りの細かいものの収納にぴったり。文具や雑貨など、こまごましたものをまとめて整理するのにおすすめですよ。
「レトロ文具」で普段使いを楽しく
今、注目を集めている「レトロ」ブーム。使い捨てのフィルムカメラや純喫茶、ファッションにカルチャーなど、70~80年代の昭和から平成の初めにかけた文化に注目が集まっています。
レトロに引かれる理由はさまざまだと思いますが、インターネットやSNSなど「便利さ」が当たり前になった現代だからこそ、ちょっと手間がかかるものや昔ながらの懐かしいものが、一層魅力的に感じるのかもしれません。
文具でもレトロをイメージするものが増えていています。どこか懐かしいアイテムの文具を取り入れて、アクセントとして使ってみてはいかがでしょうか?
(ライター やまぐちまきこ)
[nikkei WOMAN Online 2018年8月17日付記事を再構成]
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