4択からの初心者貯蓄 すぐ使える100万円確保がコツ知って得するお金のギモン

日経ウーマン

2018/10/18

なんと彼女は、2年後に今の夫と出会い、短期間で引っ越し、入籍、結婚式、妊娠、出産と、立て続けにイベントが発生。姪からは「言われた通り、解約しても元本割れしない積立預金にしてよかった、ありがとう!」と感謝されました。

また、知人のアラサー女性は、新卒で入った大阪の会社から東京の会社に転職を決意。面接や引っ越し準備で、大阪と東京を往復するのに予想外のお金がかかり、「貯金を確保しておくのは大事」と、実感を込めて話していました。

「すぐ使える100万円」をためるのが先決

iDeCoやつみたてNISAは、国が「長期的な資産形成」を目的に作った制度で、普及促進のために税制メリットの特典を設けています。iDeCoは60歳まで引き出せず、つみたてNISAはいつでも解約できますが、対象となる投資信託には値動きがあり、一時的に元本割れする恐れも。直近で使うお金には向いていません。

老後に不安を抱くWOMAN世代が「お得な特典もあり、老後資金づくりに適した制度」でお金をためたい気持ちは、よ~く分かります。でも「お金はためながら使うもの」。短期・中期的に使えるかの、流動性が大事であることを忘れないで。

まずは、何にでもすぐ使えるお金を100万円は確保すること。それがたまるまでは、「面白みはないけど優等生タイプ」の自動積立定期預金か財形貯蓄を最優先で。iDeCoやつみたてNISAを利用するなら、少額の積立額にとどめるのが◎。「いつでも使えるお金」が100万円を超えたら、iDeCoやつみたてNISAの積立額を少しずつ増やしていくといいでしょう。

今月の回答者

深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー。株式会社生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカー勤務を経て、1996年にFPに転身。現在は、特定の金融商品を販売しない独立系FP会社生活設計塾クルーのメンバーとしてコンサルティング業務を行うほか、雑誌等の原稿執筆、講演などを手がける。近著は「サラリーマンのための『手取り』が増えるワザ65」(ダイヤモンド社)。

[日経ウーマン 2018年11月号の記事を再構成]

日経ウーマン 2018年 11 月号

出版 : 日経BP社
価格 : 820円 (税込み)


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