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一方、映画においては10~20代の集客が引き続き好調で、大手配給作品を中心に、この年齢層をターゲットにしたキラキラ学生映画の企画が続いている。このジャンルの主演女優の代表となった土屋太鳳、広瀬すず、小松菜奈に加えて、『君の膵臓をたべたい』(17年)で脚光を浴びた浜辺美波が、『センセイ君主』で竹内涼真とW主演して注目を集め、キラキラ学生映画界の新星として出演オファーが増えそうな気配。ドラマ『コード・ブルー』で脚光を浴びた新木優子も、10月公開の『あのコの、トリコ。』でキラキラ学生映画に初挑戦した。ドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』に主演した杉咲花も若き演技派として注目されている。ただ、大手配給の映画は、誰が主演するかを重視して集客を目指す作品が多い。そこに無名な新進女優が割って入るのは、やや難しいかもしれない。


テレビCMから注目されてブレイクしたヒロインは、広瀬すず以来、あまり出てきていない。「三井のリハウス」のリハウスガール(11年の山本舞香を最後に選ばれていない)のような、このCMに起用されると人気女優になるという登竜門も少なくなった。新しいヒロインが生まれにくくなっている状況の中で、数少ないCM発女優と呼べるのが「コロプラ」(18年4月まで出演)や「いい部屋ネット」のCMで注目を集めた桜井日奈子。11月公開の映画『ういらぶ。』でヒロインを演じる。

ファッション雑誌のモデル出身では、中条あやみ、池田エライザらが活躍。ただ、登竜門のジャンルという点では、以前ほどの勢いはないようだ。ファッション雑誌全体の販売部数が減少して、女性層へのアピールに直結しにくいことも要因になっている。注目したいのは、他誌が苦戦する中で部数を伸ばしている『ニコラ』。これまで出身モデルから永野芽郁(卒業後『Seventeen』移籍)らの女優を生んできたが、ここに来ての部数増で登竜門に再浮上しそう。

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