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会社員の56%「転職に前向き」 過熱する市場のリスク ミドル世代専門転職コンサルタント 黒田真行

2018/10/19

人材の流動化が進む中で注意すべきことは? 写真はイメージ=PIXTA

人材サービスのパーソルキャリアが9月に発表した「転職に対するイメージ」調査によると、転職をポジティブにとらえる会社員の割合は56.4%と半数を超え、すべての世代でポジティブがネガティブを上回る結果になったそうです。また、転職経験がない会社員の約3人に1人が「現在転職を考えている」と回答。働く側の流動志向は非常に高まっているといえます。しかしこの流れにリスクはないのでしょうか。今回は「大転職時代」に留意しておくべきポイントを見ていきます。

■3人に1人が検討中の「大転職時代」

パーソルキャリアの「転職に対するイメージ」「理想の働き方」についての調査は、20代から60代の会社員1200人を対象にしたものですが、その中で以下のようなトピックが判明しました。

(1)全世代の会社員の56.4%が転職にポジティブと回答。40代、50代だけはネガティブ派と拮抗しているものの、20代、30代、60代は、ポジティブ派が圧倒的
(2)約半数(49.9%)の会社員が「現在の会社では理想の働き方ができない」
(3)転職経験がない会社員の約3人に1人が現在転職を考えている
(4)理想の働き方を実現するために求めるものは、20代が「プライベート」重視、50代は「仕事へのやりがい」を重視

まさに「大転職時代」を迎えていると感じます。自由回答の中には「自分の理想とする働き方を実現するためには転職が有効」という意見や「人生100年時代といわれる中、一つの仕事にこだわる必要がない」など、全世代においてポジティブな回答が見られたそうです。また、転職経験がない人の転職意向は、20代では約半数(49.5%)にも上りました。

理想の働き方を実践するために重要なことを20代と50代に聞くと、1位は両世代とも「給料」。ミレニアル世代の20代は「プライベートの時間」(79.6%)を重視する一方、シニア世代の50代は「仕事のやりがい」(75.6%)を重視する傾向があり、世代間の価値観の違いも浮き彫りになっています。20代のミレニアル世代は、仕事とプライベートの両立を優先して仕事選びをするという実態も浮かび上がっています。

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