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もうかる家計のつくり方

「老後資金がない」 50代夫婦が迫られた発想の転換 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/10/17

毎月の収支状況を詳しく聞きながら家計表を作成すると、月4万円の黒字。これで1年で48万円がたまります。ただあるていどの老後資金をつくりたいというのであれば、毎月の支出削減努力だけでなく、ボーナスをきちんとためていかなくては、間に合いません。

■ボーナスはなるべく貯金し老後資金に

そこで家計管理の発想を切り替えるよう、提案しました。小遣いは「ボーナス支給額の何割」と決めるか、毎月の小遣いを増やして毎月しっかりやり繰りするか、どちらかです。ボーナスは家庭で必要なものに使ったら、あとは貯金します。基本的に毎月の収入の中で欲しいものを手に入れながらしっかりやり繰りし、できれば蓄えていくのです。

当初、夫婦は「長年やってきた管理方法を変えるのは、生活しにくくなりそう」と不安そうでした。よく話し合った結果、生活が多少不便に感じても、今は老後資金をつくることを考えることが先決と考えたようです。

そこで早速、毎月の支出を見直しました。スマートフォン(スマホ)は「よく分からないから」と高額契約のままだったので、格安スマホに替えました。自動車は利用方法を考え直し、ガソリンの給油を1回減らすことを目標にしました。有料のテレビも元を取るほど視聴していないと考え、解約しました。

夫婦が見直しを望んでいた生命保険は、子供が独立したのに死亡保障が厚く、現状では必要ないと判断しました。このようにして、月支出は4万5000円減りました。

■被服・交際・娯楽費、小遣いを予算化

次に、自由資金をどうするか。ブランド品など高額品を買う理由は、「一度にお金がたくさん入って気が大きくなるから」でした。ただ、欲しい洋服や毎月の遊興費は、残したいと言います。そこで被服費、交際費、娯楽費を予算化。小遣いを夫4万円、妻2万円とそれぞれ倍に増やしました。自由になるお金が今までに比べかなり少ないですが、毎月一定額をもらうことで、特に必要でないものを買ってしまうことが減りました。

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