思わずお題を付けたくなる 笑撃の野生動物写真

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/10/21
ナショナルジオグラフィック日本版

そこで止まれ! 静かにしていろとジェスチャーするリス。米フロリダ州で撮影(PHOTOGRAPH BY MARY MCGOWAN, CWPA/BARCROFT IMAGES)

今回は、野生動物のおもしろ写真コンテスト「コメディー・ワイルドライフ・フォトグラフィー・アワード(The Comedy Wildlife Photography Awards)」の最終選考に残った写真の中からナショジオが選んだ写真を紹介しよう。どの写真も、写真にキャッチコピーを付けてみたくなる。

このコンテストに集まる写真は、野生動物の荘厳な美しさやどう猛な勇ましさに代表される、自然の中で、生き残るために戦ったり、餌をあさったりする姿をとらえた写真ではない。野生動物が時折見せる、信じられないようなお茶目な姿を競うのだ。

みんな、笑って手を振って。前脚をあげて親しげにあいさつしているように見えるホッキョクグマ(PHOTOGRAPH BY SIMON GEE, CWPA/BARCROFT IMAGES)

コンテストを設立したのは、野生動物の写真家で愛好家のトム・スラム氏とポール・ジョインソン=ヒックス氏。2018年で4年目を迎えた。

コンテストの目的は、ただ野生動物たちが見せた姿を面白く楽しむことだけではない。野生動物保護団体「ボーン・フリー財団」と提携し、世界中の野生動物を保護することの重要性を訴えているのだ。

2018年のコンテストには数千もの応募があった。スラム氏とジョインソン=ヒックス氏は、最終候補を41点までに絞り込んだ。「わずか3年でこのコンテストには、野生動物の笑える写真からお茶目でまぬけな写真まで素晴らしい作品が集まるようになりました」とスラム氏は話している。

私じゃない、誓うよ! としらを切るオットセイ。キングペンギンに何をしたのかは知らない。南極大陸に近い英領サウスジョージア島で撮影(PHOTOGRAPH BY AMY KENNEDY, CWPA/BARCROFT IMAGES)

好奇心たっぷりの愛らしいフクロウから、不意を突かれたオットセイに「オラつく」ペンギンまで、最終選考に残った写真は、息抜きにもちょうどいい。

次ページでも、ナショジオお気に入りの写真14点を紹介する。

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