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不安な今こそ注目 高配当+優待の内需株(窪田真之) 楽天証券経済研究所所長兼チーフ・ストラテジスト

2018/10/16

写真はイメージ=123RF

米国発の株安を受け、日本株も荒い値動きとなっています。日米株はこのところ上昇基調をたどっていただけに、不安を募らせている個人投資家の方々も少なくないでしょう。

前回コラム「日本株 ようやく活躍の出番がやって来た」でも述べましたが、私は日本株は短期材料に反応して乱高下を繰り返すと思います。

■日本株は中長期で資産形成に寄与する

一方、中長期では「資産形成に寄与する魅力的なアセット」であると考えています。

日本株は企業の財務内容が改善し、収益基盤が堅固となり、配当やPER(株価収益率)で割安といえるバリュエーション(投資尺度)になったと感じるからです。特に配当利回りの高い銘柄はたくさんあり、10年後、20年後に「あのとき、高配当株を買っておけばよかった」と思うかもしれません。

しかしながら、配当は業績悪化に伴う減配リスクがつきまといます。米中貿易戦争や米長期金利上昇など世界景気に不安が出ている現状ではなおさらでしょう。減配リスクを遠ざけるにはどうしたらいいのでしょうか。

私が考える最大のポイントは株式時価総額が大きく、世界の景気変動の影響を受けにくい企業を選ぶことです。簡単にいうと、企業規模が大きく財務内容が良好な内需系の企業がこれに当たります。足元の利回りを考慮すると、日本たばこ産業(JT)と、KDDIが有力候補になるでしょう。

■配当利回りと優待が両方魅力の銘柄はあまりない

両銘柄は個人投資家にとって、うれしい特典もあります。株主優待制度です。実は、配当利回りも優待も両方魅力的という銘柄はあまりありません。配当利回りの高い会社は「株主への利益配分は配当金でやるべきだ」という考えを持っていて、株主優待を行わない企業が多いからです。

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