マネー研究所

美味しいお金の話

休眠口座・ATM手数料上げ、キャッシュレスで備え ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2018/10/12

写真はイメージ=PIXTA

2018年より休眠預金活用法が施行され、19年からいよいよ休眠口座が発生することになります。また、メガバンクで口座維持手数料が検討されているという報道や、ATM手数料がじわじわと値上がりしている現状などを踏まえると、銀行の活用方法を考える時期にきているといえそうです。日常の買い物でのキャッシュレス化や、銀行の比較的新しいサービスを使いこなすことは、こうした環境において家計を守る手段になるかもしれません。

■ゆうちょ銀行は最後の取引から20年2カ月過ぎると引き出し不可に

2019年1月1日から10年以上取引のない口座(休眠口座)は、民間公益活動への融資などに活用されることになります。預金者は一定の手続きをとれば、払い戻しを受けることはできますが、後述する理由も含め、預貯金口座をいくつも持っている人は口座を整理する機会にしてもよさそうです。

なお、ゆうちょ銀行については民営化(2007年9月30日)以前に預け入れられた郵便貯金は、満期や最後の取引から20年2カ月を経過すると払い戻しもできなくなるため、注意が必要です。

口座を整理したほうがよいと考えるもう一つの理由は、銀行の手数料体系の変化があります。メガバンクを中心に口座維持手数料の徴収が検討されていたり、他の銀行でもATM手数料が引き上げられたり、無料で引き出せる条件が厳しくなったりしています。

これらの手数料は、口座の残高などに応じて手数料が免除されたり、無料で引き出せる回数が付与されたりする傾向にあり、複数の口座に分散してお金を保管するよりも、ある程度まとまった残高を維持するように口座管理をした方が有利になるケースが増えてきそうです。

諸外国の銀行では、口座維持手数料がかからないための、最低預入額が決まっていることが一般的です。

■3カ月以上ATMに行かなければ、手数料がかかる可能性は低い

先日、久しくATMに行っていないなと思い立ち、メインバンクの預金通帳の履歴を確認したら、前回ATMで現金を引き出したのは6月中旬、その前は3月初めでした。この期間は、交流会への参加や、現金払いしかできない鉄道チケットを買うなど、現金を必要とするシーンが比較的あったのですが、それでも3カ月超、ATMでお金を引き出していない計算になります。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL