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転職コンサルタントの過半数が「面談した3人に1人は転職に向かない」と回答。写真はイメージ=PIXTA

転職コンサルタントの過半数が「面談した3人に1人は転職に向かない」と回答。写真はイメージ=PIXTA

採用の「売り手市場」が続く中、事業年度の下半期がスタートする秋は、転職市場も活性化する傾向にある。だが、多くの転職希望者を見てきている人材紹介会社によると、「正直言って、転職すべきでない人」もいるようだ。そんな人には、一定の傾向があることも分かった。

本人の希望年収と相場年収にギャップ

面談した人のうち、「転職が難しい」と思う人の割合(出典:エン・ジャパン)

面談した人のうち、「転職が難しい」と思う人の割合(出典:エン・ジャパン)

転職支援などを手掛けるエン・ジャパン(東京・新宿)が、同社の30~40代向け転職サービスに登録するコンサルタント(転職希望者と企業をマッチングする人材紹介会社の担当者)を対象に「転職が難しい人」についてアンケートを実施し、122人から回答を得た。その結果、半数を超えるコンサルタントが「(転職相談の)面談を行った3人に1人は転職すべきでないと思った」と答えたという。

背景にはどんな実感があるのだろうか。最も多く挙がった理由が「本人希望と転職市場での市場価値のギャップ(72%)」だ。

発生しているのは、主に「希望年収と相場年収のギャップ」。転職検討先の業界・職種の一般的な給与水準を把握せず、求職者側が高すぎる希望年収を提示するケースが多く見られる。また、業種・職種の転換を希望している場合や、転職先でのポジション(役職)を一定以上に限定している場合でも、企業側のニーズとの折り合いが付きにくくなっている。

「氷河期」世代は大手・有名企業に憧れ?

エン・ジャパンは「30~40代が積んできたキャリアや経験を自社で生かしてほしいと考える企業は増えている。しかし、転職希望者側では役職や報酬への『こだわり』が生まれやすい」(広報)と指摘する。

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