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お笑い芸人に学ぶ「愛され対話術」

人気番組「すべらない話」に学ぶ 会議の盛り上げ方 人材研修コンサルタント 中北朋宏氏

2018/10/13

企業の研修で講師を務める中北朋宏氏

元お笑い芸人で、人材研修などのコンサルティングを手掛ける中北朋宏氏に、相手の心をつかむ「愛され対話術」を紹介してもらうシリーズ。今回のテーマは、会議を活性化させるお笑いコミュニケーションです。

■心理的安全性を生み出す笑顔の技術

コンサルタントの仕事では、取引先の会議に参加する機会が多くあります。よく見かけるのが、議論が活性化しておらず、促されないと意見が出ない重苦しい空気が漂っている光景です。

「発表を聞いている側がムスっとしている」「若手が発言できていない」「情報共有だけやっている」「意見が出ず沈黙が続く」「結局何も決まらない」などの事象が起こっていることが多いように感じます。そのような会議の場では、米グーグルが発見した、成功するチームを作り上げる5つの鍵の一つでもある「心理的安全性」が担保されていないことがうかがえます。

では、どうすれば会議に笑顔があふれ、活性化されるのでしょうか。お笑いの観点からひもといていきたいと思います。

最初は、とてもシンプルな方法をお伝えします。まずは自分から主体的に誰かの発言に「笑う」ということが最も重要です。

例えば、テレビ番組「人志松本のすべらない話」はなぜ盛り上がるのか。出演者が“すべらない”話を披露した後に、必ず2つのアクションがあるからです。

1つ目:全員が笑う

2つ目:ホストである松本人志さんが「すべらんな~」と伝える

この言動により、出演者は自分の話が面白くて価値があると認識し、緊張がほぐれ、乗ってきます。発言しやすい空気を意図的につくり出し、ただでさえクオリティーが高い“すべらない話”がより面白くなる構造になっているわけです。

ちなみにお笑い芸人の中で、松本人志さんが「笑う」「すべらんな~」と言うことをビジネスに例えると、「ある若手社員が企画書を書き、それを孫正義さんが『面白い企画だね~』と褒める」のと同じくらいの効果があるでしょう。おそらくその若手社員は「最高の企画書が書けた」と自信に満ちあふれ、心理的安全性が担保されます。

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