桜井日奈子に新境地 少女マンガ発の恋愛映画で魅せる

日経エンタテインメント!

運動神経には自信あり

デビュー当時の桜井がメディアに紹介されるときには「岡山の奇跡」のキャッチフレーズが必ずつきものだったが、16年に舞台『それいゆ』のヒロイン役で女優としての第一歩を踏み出し、同年に『そして、誰もいなくなった』で連ドラ初出演。着実に演技経験を重ねて、今ではその枕詞が不要となり、ヒロイン女優の1人へと成長、今年21歳になった。

「同世代の女優さんは小さい頃から演技をやってきた方が多いですけど、私は始めたのが遅かったので、早くそこに追いつけるようになりたいという感覚でした。でも、最近は、同世代の女優さんが活躍している作品を見ると、ぞわぞわしたり、うらやましくてモヤモヤしたり、私もあの場所にいたかったなと思うようになってきました。そこは、前とは変わった部分です。

今でも、みなさんと同じラインに並んでいるとはまだ思えないですけど、女優としてこうなりたいというのが、だんだん自分の中に生まれてきています。

私が尊敬している女優さんは、安藤サクラさんです。作品ごとに顔が違っていて、それって女優の醍醐味ですよね。私も、今は年相応の作品をいただいているので頑張りたいですけど、もう少し大人になったら、人間臭い、裏があるような役も演じて、見ている人を引きつける女優さんになりたいなと思っています。

動ける女優さんにも、なりたいです。土屋太鳳さんや清野菜名さんのような運動神経が抜群にいい女優さんを見ていると、かっこいいなって。私のイメージにはないと思いますけど、実は運動神経というのは、私が唯一、自信が持てることなんです。学校のマラソン大会で成績がよくて、陸上部の先生にスカウトされたことがあります。体育の授業だけは、いきいきしてる生徒でした(笑)。いつか機会があれば、アクションもやってみたいです。自分のイメージを裏切っていきたいですね」

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2018年10月号の記事を再構成]

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