年金・老後

定年楽園への扉

起業すれば長生き? 定年後は社長になって好きに働く 経済コラムニスト 大江英樹

2018/10/18

一方、社長とまではいかなくても、会社で地位が高い人はそれに伴う責任もある一方、権限も増大します。自分で判断して実行できる職務が多いほど、仕事も面白くなります。

■シニア社員は独立して起業するチャンス

この点に生き生きと働く上でのヒントがあります。若いうちは無理でも定年が視野に入っているシニア社員は独立して起業するチャンスです。以前のコラム「早期退職で起業もいいけれど 定年後ならより生き生き」でも述べましたが、私は多くの人にも定年後の起業を勧めています。

その理由は定年後なら退職金も年金もあるので、仕事がなくてもたちどころに食べていけなくなるということはありません。借金をしたり、人を雇ったりしなければ、あまり不安はないのです。

私自身、会社員として定年の60歳まで勤めた後、半年だけ会社の再雇用で働き、その後独立しました。会社を辞めて自分一人で仕事をするようになると、全ての世界観が変わりました。

■嫌な仕事は引き受けなければいい

今の仕事に全く悩みやストレスがないわけではありません。が、少なくとも会社員時代と違い、ほとんどのことは自分で解決することが可能です。どうしても嫌な仕事は引き受けなければいいだけです。

いっそのこと、定年後に働くなら「雇用される」働き方ではなく、自らの意志で独立してはどうでしょう。その方が健康にもいいし、何よりも楽しいと思います。

ある説によれば、サラリーマン社長よりオーナー社長の方が長生きなのだそうです。オーナー社長の仕事は、サラリーマン社長とは比較にならないぐらい大変そうに見えますが、これも自由に何でもできるからなのでしょう。シニア社員は健康を保つ上でも定年後は起業して自分の好きな仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

「定年楽園への扉」は隔週木曜更新です。次回は11月1日付の予定です。
大江英樹
野村証券で確定拠出年金加入者40万人以上の投資教育に携わる。退職後の2012年にオフィス・リベルタスを設立。著書に「定年男子 定年女子 45歳から始める『金持ち老後』入門!」(共著、日経BP)など。http://www.officelibertas.co.jp/

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