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あなたの壁は何万円? パート主婦、扶養内の稼ぎ方

2018/10/13

写真はイメージ=PIXTA

配偶者の扶養内で働くパート社員は年内の仕事量の調整を考え始める時期だ。配偶者控除と配偶者特別控除の改正で2018年から、税制上の「103万円の壁」は「150万円の壁」になった。収入拡大の機会だが注意すべき壁は税制以外にもある。「損しない」働き方を考えてみた。

■今年から控除が変わった

「配偶者控除の仕組みが変わって年収の壁が上がったので、今年は昨年までより稼ごうと思っていた」。こう話すのは東京都調布市に住む横川美紀さん(仮名、54)だ。2年半前に保育士としてフルタイムで働いていた保育園を辞め、大手企業で働く夫の扶養に入った。現在はパートタイムの保育士として働く。

18年から配偶者控除と配偶者特別控除が改正された。これまで通り配偶者の年収が103万円を超えると配偶者特別控除が適用となるが、控除額が減額され始める基準となる配偶者の所得上限額が年収150万円(所得85万円)に引き上げられた。

配偶者の年収が150万円を超えると段階的に控除額が下がり、201万6千円(同123万円)で0円となる。17年までは配偶者が年収103万円(同38万円)を超えると控除額が段階的に減額し、141万円(同76万円)で0円となっていた。

■高所得世帯に影響

税理士の柴原一氏が「最も大きな変更点」として挙げるのが納税者の所得制限を新たに設けた点だ。年収1120万円(所得900万円)以下なら控除額は38万円。この額を超えると段階的に適用される控除額が下がり、年収1220万円(同1000万円)で0円となる。柴原氏は「控除を受けていた高所得世帯は家計に大きな影響が出そう」と指摘する。

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