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ポリフェノール豊富なルイボスティー 痛風にも効果

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NIKKEI STYLE

日経ヘルス

お茶には、発酵させているものとそうでないものがある。今人気のルイボスティーも発酵茶のひとつだ。見た目は紅茶に似ているが、実は全く別のマメ科の植物。抗酸化作用があるため、水分補給にもぴったり。抗酸化作用のあるポリフェノールであるアスパラチンが含まれていて、痛風対策にも効果が期待されている。

ノンカフェインだからたっぷり飲める

紫外線やストレス、喫煙などで体内に活性酸素が過剰に発生すると、DNAや細胞膜が傷つく。これが老化の始まりだ。夏が過ぎても油断は禁物。秋はまだ紫外線量が多いのでその対策が必要。

そこで注目したいのが、ポリフェノールたっぷりのルイボスティーだ。紅茶と同じく発酵茶だが、紅茶とは異なるマメ科の植物で、抗酸化作用のある特有のポリフェノール、アスパラチンなどを含む。

「ルイボスティーを飲むことで紫外線によるDNAのダメージを防ぐ働きが確認されている。また、アスパラチンは尿酸の生成を阻害することから、痛風対策にもよいとされる」と広島工業大学生命学部の村上香准教授。

緑茶や紅茶も、カテキンなどのポリフェノールが豊富だが、カフェインやタンニンを多く含むため、飲みすぎると睡眠に影響を与えたり、鉄の吸収を妨げる恐れがある。「ルイボスティーはノンカフェイン。苦味も少なく多量摂取のデメリットは報告されていない」(村上准教授)。

「ルイボスティーにビタミンCを合わせると抗酸化力の相乗効果が期待できるので、果物や野菜と一緒にとるのもいい」と村上准教授。ドリンクに料理にと、食生活に取り入れていきたい。

【ルイボスティーのルーツ】
 ルイボスは南アフリカの高地に自生するマメ科の低木。葉と茎を発酵させたものは古くからお茶として利用されてきた。緑色の葉が発酵すると赤くなることから、"赤い灌木(rooibos)"と呼ばれる。現在、ルイボスの栽培はケープタウンの北のセダーバーグ地方に限られている。半砂漠のような過酷な環境のため、ルイボスは自身を守る抗酸化物質を作り出す。

ひと手間加えて抗酸化力UP

1 水出しよりもお湯出しの方がポリフェノールが多く出る

ポリフェノールを多くとりたいなら、茶葉量を増やし、水出しよりお湯で抽出しよう。「煮出しでなくてもOK。熱湯に浸し15~20分が目安。カップにティーバッグを入れて飲むときは、入れっぱなしでも苦味は少ない」(村上准教授)

2 ビタミンCと一緒にとる

「ルイボスティーにビタミンCを加えた細胞モデル実験で、抗酸化作用の相乗効果が認められた」(村上准教授)。ビタミンCの多い柑橘類やキウイなどを一緒に食べるのがお薦めだ。

ルイボスティーの魅力

1 ノンカフェインで就寝前にも飲める

カフェインを含む飲み物は利尿作用があり水分補給には不向きともいえる。また、覚醒作用があるため寝つきが悪くなることも。ルイボスティーはノンカフェインなので就寝前に飲んでもOK。

2 UVによるDNAのダメージを抑える

紫外線や激しい運動などにより活性酸素が増え、体内の酸化と抗酸化のバランスが崩れると、DNAや細胞が傷つき、老化の原因に。「ルイボスティーの飲用が、夏場の紫外線の下での屋外活動によるDNA損傷を抑制する」(村上准教授)

ルイボスティーで作るドリンク&料理

ルイボスティーはビタミンCと合わせると抗酸化力が高まるので、フルーツティーにするのがお薦めだ。また、ルイボスティーを寒天やゼラチンで固めると、爽やかな風味のスイーツに。

ルイボスティーの香りが苦手という場合、料理に使うのも手だ。「たくさんとるには、ご飯を炊く際、水の代わりにルイボスティーを使うのがお薦めです。ほんのり茶色に炊き上がり、クセはありません。また、肉や魚料理に使うと臭みが取れて、さっぱりと仕上がります」(フードディレクター・熊谷有真さん)。

ノンカフェインで世代を問わず楽しめるルイボスティーを料理にも活用してみて。

スッキリ爽やかなのどごし「アイスジンジャールイボスティー」

●1人分 カロリー 56kcal
<材料(作りやすい分量)>
ルイボスティー(濃いめに入れたもの) 100ml
ジンジャーエール 150ml
フレッシュミント(葉) 適量
ライムまたはレモン(輪切り) 適量
氷 適量
<作り方>
1 ルイボスティーは冷ましておく。
2 グラスに氷、フレッシュミント、ライムを入れ、1とジンジャーエールを注ぐ。

果物のビタミンCをプラス「フルーツルイボスティー」

●1人分 カロリー 95kcal
<材料(作りやすい分量)>
ルイボスティー(茶葉) 3g
熱湯 300ml
オレンジ(輪切り) 2枚 ※a
グレープフルーツ(薄皮をむく) 3房 ※a
キウイ(輪切り) 2枚 ※a
リンゴ(いちょう切り) 14個 ※a
グラニュー糖 10g
シナモンスティック 1本
<作り方>
1 上記材料の※aのフルーツを切りグラニュー糖をまぶして3分ほど置く。
2 ティーポットに1とシナモンスティックを入れる。
3 鍋で沸かした熱湯に茶葉を入れ、3分ほど蒸らし、茶こしでこしながら2に注ぐ。

※aのフルーツはお好みで。市販のカットフルーツを使うと手軽にできる。

ルイボスの爽やかな香りがアクセント「マンゴー寒天」

●1人分 カロリー 51kcal
<材料(2人分)>
ルイボスティー 200ml
粉寒天 1g
ゆで小豆(市販) 適量
マンゴー(またはパイナップル) 適量
黒蜜 適量(または、黒糖大さじ2と
水大さじ1を煮詰める)
粉山椒(あれば) 少々
<作り方>

1 鍋にルイボスティーを入れて熱し、沸騰したら粉寒天を入れる。時々かき混ぜながら1分ほど熱したら、バットに流し入れる。
2 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固め、2cm角に切る。
3 器に2を入れ、ゆで小豆、カットしたマンゴーをのせる。黒蜜をかけ、粉山椒を振る。

ルイボスティーで鶏の臭みを消し柔らかく「海南鶏飯」

●1人分 カロリー 576kcal
<材料(3~4人分)>
米 2合
鶏もも肉(または鶏胸肉) 2枚
塩、酒 各小さじ1
ルイボスティー 320ml ※a
塩 小さじ1/2 ※a
酒 30ml ※a
ナンプラー 大さじ1 ※a
砂糖(あれば黒糖) 小さじ2 ※a
鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1 ※a
黒コショウ 適量 ※a
ショウガ(薄切り) 5枚 ※b
ニンニク(薄切り) 1片分 ※b
長ネギの青い部分 1本分 ※b
パクチーの根 2本分 ※b
醤油 大さじ2 ※c
酢 小さじ1 ※c
ゴマ油、白すりゴマ 各少々 ※c
ショウガ(みじん切り) 小さじ1 ※c
キュウリ、トマト、パクチー、ライムまたはレモン、フライドオニオン 各適量
<作り方>
1 米は洗い、ざるに上げて水気を切り、30分ほど置く。
2 鶏もも肉はポリ袋に入れ、塩、酒で下味をつけて15分ほど置く。
3 炊飯器に1を入れ、※aを混ぜ合わせて注ぐ。炊飯器の2合の目盛りまで水を足す。2の鶏肉を皮目を下にして入れ、※bを上にのせて炊く。
4 器に3のご飯を盛り、フライドオニオンをのせる。鶏肉をスライスして盛り付ける。キュウリ、トマト、パクチー、ライムを添える。※cのタレを混ぜ合わせて添え、鶏肉にかけていただく。

青魚の臭みが取れて味がしみ込む「イワシの梅ショウガ煮」

●1人分 カロリー 228kcal
<材料(作りやすい分量)>
イワシ 5~6尾
ショウガ 10g
梅干し(大) 1個
ルイボスティー 100ml ※a
酒 50ml ※a
醤油 大さじ2 ※a
みりん 大さじ2 ※a
砂糖 大さじ1 ※a
<作り方>
1 イワシは頭を落としてワタを取り、サッと洗って水気をふきとる。
2 湯(分量外)を沸かして1をくぐらせ、氷水にとり、ざるに上げる。
3 ショウガは皮をむき、針ショウガにする(皮は捨てずに、とっておく)。
4 鍋に※aと3のショウガの皮を入れて熱し、2のイワシと梅干しを入れる。落とし蓋をして、10分ほど中火で煮る。
5 落とし蓋を取り、イワシに煮汁をかけながら3分ほど煮て、煮汁を煮詰める。
6 器に盛り、梅干しを添え、3の針ショウガをのせる。

だし代わりに使ってさっぱりと「鯛茶漬け」

●1人分 カロリー 444kcal
<材料(2人分)>
鯛の刺し身 10切れ(90g)
温かいご飯 茶碗2杯分
白すりゴマ 30g ※a
醤油 大さじ1と1/2 ※a
みりん 大さじ1/2 ※a
酒 大さじ1/2 ※a
砂糖 ふたつまみ ※a
ルイボスティー 300ml ※b
昆布茶(顆粒) 小さじ1 ※b
ミツバ、刻みのり、ワサビ 各適量
<作り方>
1 ※aを混ぜ合わせて鯛の刺し身とあえ、5分ほど置く。
2 鍋に※bを入れ、熱々に熱する。
3 器に温かいご飯を盛り、1をのせ、2を注ぐ。ミツバと刻みのりをのせて、ワサビを添える。
村上香さん
 広島工業大学生命学部 食品生命科学科准教授。九州大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了。博士(農学)。専門は生化学、食品学、栄養生理学。研究テーマは、食品の栄養成分や機能性成分の生理機能。ルイボスやモリンガ、アカモク、全粒粉パンなどを対象として、アミノ酸やポリフェノール、食物繊維の作用を研究。
熊谷有真さん(レシピ考案・料理)
 フードディレクター。雑誌、本、広告、動画など、料理に関する企画、編集、レシピ作成、スタイリングを行う。これまでに70冊以上の料理本を手がけている。

(ライター 村山真由美、写真 高田浩行、レシピ考案・料理・スタイリング 熊谷有真、栄養計算 内山由香=食のスタジオ、グラフ作成 増田真一)

[日経ヘルス 2018年9月号の記事を再構成]

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