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1000円超えも失敗なし コンビニで買う安うまワイン

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NIKKEI STYLE

「安かろう悪かろう」のイメージが強かったコンビニエンスストアのワイン売り場。ワイン人気とともに各社ともに品ぞろえを拡充し、安価なワインだけでなく、産地や品種にフォーカスした1000円以上の価格帯のワインも手軽に手に入るようになった。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンが扱っているワインから1000円以下と1000円台のお薦めを紹介する[注]。なお、前回「コンビニワイン買いの9本 レベルに驚嘆、価格に感嘆」でお薦めしたワインは今も人気だが、今回は取り上げなかったので合わせて参考にしてほしい。

[注]2018年10月中旬時点での取り扱い製品と価格で掲載している。

「世界のワイン巡り」で6カ国のプレミアムワイン

まずはプライベート・ブランドに強いセブンイレブン。ワインの売り上げは好調で、特に売れ筋は500~600円の価格帯だ。前回紹介した看板商品の「ヨセミテロード」のほか、人気のチリワイン「アンデスキーパー」もコスパが高い。500mlと飲みきりサイズがあるのも嬉しく、ちょっとワインを飲みたいシーンに最適。フレッシュなシトラスグレープフルーツやパッションフルーツ、ややハーブっぽさもあり、香りは華やか。かんきつ系の酸味がしっかりしているので、「かにマヨサラダ」など油を使った料理によく合う。

▼セブンプレミアム アンデスキーパー ソーヴィニヨン・ブラン(750/500ml) 
408/298円(税込み)

1000円以上の価格帯で注目なのが、2017年12月に発売開始した「ワールドプレミアム」シリーズだ。サントリーワインインターナショナルとの共同開発で、「世界のワイン巡り」をコンセプトに、6カ国のワイン(フランス、イタリア、ドイツ、オーストラリア、チリ、日本)が飲み比べできる。ひと目見て原産国がわかるようにラベルには国旗の絵柄を配置してある。

筆者が試したのは2種類。山梨県「サントリー登美の丘ワイナリー」で醸造した甲州種の白ワインは、青リンゴや梨、かんきつ系の香りと味わいが特徴の爽やかで飲みやすい辛口。あと味に残る塩味とかすかな苦味が食事を引き立ててくれる。繊細さがあるので、あっさりした野菜サラダや魚介類と合わせたら良さそうだ。

イタリア代表のキャンティは、「カンティーネ レオナルド・ ダ・ヴィンチ」との共同開発で、ロゴのレオナルド・ダ・ヴィンチが目印。サンジョベーゼ種というイタリアの黒ぶどうの特徴がよく出ていて、すみれや、チェリーなど赤い果実の華やかな香りと、しっかりとした渋みがある。いろいろな食事に合う一本だ。肉系の総菜をひと通り試してみたが、特に牛すじ煮込みとの相性がよかった。モツ煮こみやトマト系の料理ともよく合いそうだ。

筆者の近所の店舗には6種類そろっていないのが残念だったが、全種類買って複数人で飲み比べするのも盛り上がりそうだ。

▼ワールドプレミアム
フランス ボルドー 1380円(税込み)
イタリア キャンティ 1440円(税込み)
ドイツ リースリング  1380円(税込み)
オーストラリア シラーズ/ヴィオニエ 1380円(税込み)
チリ カルメネール  1380円(税込み)
日本ワイン 甲州 1780円(税込み)

分かりやすく、おいしい「ファミーゴ」

ソムリエがセレクトした専売商品の品ぞろえが豊富なのがファミリーマート。広報によると、18年はチリとオーストラリアを中心に低価格の品ぞろえを強化している。

1000円以下でのお薦めは、「ファミーゴ」シリーズ。チリの最大手ワイナリー「コンチャ・イ・トロ」のワインで、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネの2種類があり、税込み645円とお手頃だ。どんなシーンでも楽しめるという思いを込めて、スペイン語の家族と仲間(Famila + Amigos)から命名したそうで、ファミリーマートの製品とすぐわかるネーミングもいい。

実際飲んでみると、価格以上においしい。白(シャルドネ)は洋ナシやかんきつ、ピーチが香るフレッシュなタイプで、どんな総菜にも合いそうなバランスの良さがある。赤(カベルネ・ソーヴィニヨン)は、鉛筆の芯やカシスの葉の青い香りが顕著で、スパイシーでスモーキー。チリカベらしいしっかりした味わいだが、アルコール度数が12%とそれほど高くなく柔らかさがあるので、こちらもどんなシーンにも楽しめる万能タイプだ。

▼ファミーゴ カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ 645円(税込み)

1000円代のワインでは、前回の記事で紹介したプレミアムチリワイン「ロスヴァスコス」のほか、ボルドーの「デスパーニュ」が人気。「1000円以上の価格帯は、ストーリー性のあるものが売れる傾向にあります」(広報)というように、「デスパーニュ」は人気漫画『神の雫』に登場して一躍日本で有名になったシャトー・モンペラを所有するデスパーニュ家が作ったファミマ専用商品。クラシックなボルドーらしい味わいで、フランスワインが好きな人はこれを選べば間違いない。

白がソーヴィニヨン・ブラン種主体なのはセブンイレブンの「アンデスキーパー」と同じだが、キャラクターはまったく異なり、こちらは奥ゆかしい上品な雰囲気。食事の邪魔をせず、軽めの前菜ならたいてい合いそうだ。赤はメルロー主体で、こちらもクラシック。土っぽいニュアンスがあるので、根菜のきんぴらごぼうにはぴったりだった。

▼デスパーニュ 白・赤 1296円(税込み)

珍しい品種のワインも扱うローソン

ローソンでは低価格ワイン(600円台以下)と高価格ワイン(1000円以上)の二極化が進んでいる。人気ナンバーワンを維持しているのが、「カーサ・スベルカソー」。今回試飲した中でも、赤ワイン部門でコスパナンバーワンだったのがこの「カーサ・スベルカソー」。銘柄を見せずに知人に飲んでもらったのだが、600円以下だと聞いて驚いていていた。ファミマの「ファミーゴ」のカベルネと同じくチリのコンチャ・イ・トロの製品で、二つを比較してみると、ほんのわずかにこちらの方が渋みを強く感じる。

特に優秀だったのが、総菜との相性。甘酢団子やエビチリ、タレの焼き鳥(モモ)など、コンビニのお総菜に多い甘辛系の料理にとにかく合うのだ。シラー100%のレゼルヴァタイプは、アメリカンオークで熟成し、アルコール度数もやや高い(13.5%)、より飲みごたえのある男性的なワインだ。時間とともに香りが開き複雑さも感じられる。スパイシーな特徴を持つぶどう品種のシラーと、スパイシーなカレーとの相性はぜひ一度試してほしい。

▼カーサ・スベルカソー カベルネ・ソーヴィニヨン 575円(税込み)
▼カーサ・スベルカソー レゼルヴァ シラー 998円(税込み)

1000円以上のワインでは、「成城石井バロンラヴァリエール(税込み1080円)」など成城石井のワインを中心に選択肢が豊富なのがローソンの特徴だが、少し変わったところで、スペインの「エヴォディア(税込み1280円)」も気に入った。徐々に国や品種の選択肢が増えてきたとはいえ、基本的には赤はカベルネ、白はシャルドネが幅をきかせるコンビニのワイン売り場で、スペインの黒ぶどう品種、ガルナッチャは貴重だ。ちなみに今回試飲したなかで唯一コルク栓、瓶も上部に向かって径が太くなるガッチリとした形で、重厚感がある。

ボトルの重厚感とは裏腹に、華やかな赤い果実と軽めのボディーはいい意味で「飲みやすく」、女性的な柔らかなワインが好みの人は気に入るだろう。食事との相性もいい。いちごのキャンディーやリコリス、ナツメグのような甘いスパイスの香りがあるので、甘辛系の食事全般に合うほか、オリーブオイルのマグロづけなど白ワインに合いそうな食事とも違和感がなく、汎用性が高い一本だ。ただしタンニンが控えめなぶん酸化しやすいので、開けたら早めに飲み切った方が良さそうだ。

▼エヴォディア ティント 1280円(税込み)

ローソンでは10月2日に「ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA500ml」と「ジャパンプレミアム 甲州500ml」(税込み1298円)を発売した。セブンイレブンでは冒頭紹介した「ワールドプレミアム」シリーズを展開するほか、ファミリーマートも19年春に向け、銘醸地シリーズ(ボルドー、ニュージーランドのSB、日本ワインの甲州 等)を計画中だ。これまでの「安くてうまい」ワインだけでなく、シーンに合わせて楽しみ方の幅がますます広がりそうだ。

水上彩
 シャンパンと日本ワインを愛するライター。ワイン愛が高じて通信業界からワイン業界に転身した。最近は、毎日着物生活をめざして「きものでワイン」の日々を送っている。ワインの国際資格WSETのDiploma取得に挑戦中。

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